今年も紅葉の季節がやってきますが、シーズンとなると京都や奈良方面の紅葉の名所はどこも行楽客であふれかえるようです。
金剛山、国見城跡のもみじ
そこで、大阪府最高峰の金剛山(標高1125m)は、意外と空いているのではと予想をつけ、行ってきました。
近鉄富田林駅から金剛バスで30分、千早ロープウエイ前から山道を少し歩くと金剛山ロープウエイの乗り場、千早駅(標高708m)です。
千早駅に近い駐車場
ロープウエイなら金剛山駅(976m)までの標高差約270m、線路全長 1323mを約6分で運んで貰えるので、ラクチンです。
金剛山駅から山上へのハイキングコースは、いくつものルートがあるようでしたが、一番楽そうな左側のコースを歩きました。
金剛山の最高峰は、葛木神社本殿の裏山となっていて立ち入り禁止でしたが、杉の巨木が並ぶ参道を通って葛木神社から転法輪寺を参拝しておきました。
転法輪寺の本堂を下りた茶屋の前のもみじが赤く色づいて見事でしたが、この当たりの標高は千mくらいでしょうか。
茶屋の下にある国見城跡の広場にも見事なもみじの大木がありましたが、紅葉までには少し早かったようなので、これからが見頃となるのでしょう。
国見城跡広場から登山道を千早城跡に向かって下ることとしましたが、この道が意外と急な上に、結構な距離がありました。
途中に紅葉の美しいポイントが何箇所かあったので、ゆっくりと眺めながら下山すると転法輪寺から金剛山登山口まで1時間もかかってしまいました。
一方、下から登ってくる登山者は、急な山道をあえぎながら下を向いたまま登ってゆくので、せっかくの紅葉を見逃していた人が多かったように思います。
金剛山は、予想通り見事な紅葉を見せてくれていましたが、登山道は結構きついので、紅葉狩りには往復ロープウエイを利用するのが正解かもしれません。