知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

景気の拡大は「いざなぎ」超えて…

2007-07-31 05:54:57 | Weblog
内閣府の景気動向指数研究会(座長=吉川洋・東大大学院教授)は
7月30日(7月ももう終わりですね)、2002年2月に始まった現在の景気拡大期間が少なくとも昨年11月まで58か月続いていたことを確認したと発表しました。
拡大期間は高度経済成長期の「いざなぎ景気」(1965年11月~70年7月の57か月)を超えたことになるそうです。
政府の景気拡大期間の判断は、経済学者らで構成する同研究会が「景気循環」のサイクルを経済指標の中長期的な動きから判定し、内閣府が決定します。
景気循環は、景気が拡大期を終えてピークを迎えた「山」と、景気後退が止まって底を打つ「谷」を繰り返す。
同研究会がこの日、出した見解は、「山」を判定したものではないそうです。
吉川座長は「世の中の関心事の『いざなぎ超え』について研究会として判定し、内閣府の決定ではない」と説明しました。
一方、政府は様々な経済指標をもとに毎月の月例経済報告で景気の基調判断を示しており、
大田経済財政相はすでに昨年11月、月例ベースの「いざなぎ景気超え」を宣言しています。
景気の拡大と言っても「いざなぎ景気」の様な実感がないのは、所得の増加を伴わないからで、今後も我が国は好景気の実感なき景気循環を繰り返してゆくと思われますね。