知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

7月雑感

2007-07-01 09:28:47 | Weblog
6月25日からメキシコ・カンクンで開かれた「全米熱帯まぐろ類委員会」(IATTC)の年次会合が29日、閉幕した。
減少するメバチマグロ、キハダマグロの資源管理の強化について合意できず、2008年以降の漁獲枠などの決定も見送った。
中南米諸国が、自国の漁船操業への影響を懸念して反発したためとみられる。
年内に特別会合を開いて再び協議するそうだが、市場原理を克服することは難しそうな気がする。
回転すしで安くマグロが食べられなくなる日も近いのだろうか?

一方、28日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は続伸し、代表的指標であるテキサス産軽質油(WTI)8月渡し価格の終値は前日比0・60ドル高の1バレル=69・57ドルとなった。
終値として約10か月ぶりの高値だそうである。
前日に発表された米石油在庫統計でガソリンなどの在庫量が大幅に減少したのを受け、夏休みの行楽シーズンに向けたガソリン不足への懸念から買いが膨らんだ。
8月渡し価格は一時1バレル=70・52ドルまで急伸し、昨年9月1日以来、約10か月ぶりに70ドルの大台に乗せた。
原油相場は今年1月にいったん50ドルを割り込む水準まで下落したが、イランなど中東情勢の緊迫などを背景に、再び上昇基調に転じている。
今後は昨年7月につけた史上最高値(78・40ドル)をうかがう展開になるとの見方が強まっており、日本のガソリン価格にも影響が出る可能性が高い。

どちらも資源の問題だが、中華帝国やインド帝国の台頭による消費需要増が一因だろう。
我々がいくら省エネと騒いでも雀の涙なのかもしれない。