ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Maltec Landcruisers

2018年08月15日 | OVERLAND EXPO WEST 2018

 ドイツの MALTEC の手によってランドクルーザーをベースに製作されたエクスペデッションキャンパー。大胆な改造であるが、ランドクルーザーの持つ機能を維持しながらその車内空間を軽くコンパクトなカーボン製の特殊キャンパーキャビンに乗せ変えている。現在、ランドクルーザーのエクスペデッション仕様はルーフラックにルーフテントが一般的であるが、キャビン搭載はそれ以上の便宜と機能を持つ。ヨーロッパ(ドイツ)で製作されたランドクルーザーはヨーロッパ人達のキャンパーに対する姿勢を見せてくれている。

 

Maltec Landcruser 200

 

 

 

Maltec Landcruiser 80

 

Maltec Landcruiser 70

 アメリカではピックアップトラックをベースにしたキャンパーは多いがこの様な仕様は観る事は無い。エクスペデッションビークルには走りとステイを両立させるというバランスの課題が常時ある。Maltec Landcruiser はその小さなキャビンに宿泊の為の全ての機能を搭載しているが走破性を強く意識している事が分かる。軽さとコンパクトで課題をクリアしバランスの良いエクスペデッションビークルであり各所に遊び心もある。不利な点を一つだけ挙げれはシートの関係からファミリーキャンプには向かないという事。それは即ち突き詰めた走りと居住性を持つエクスペデッションビークルという結果なのであろう。

 

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Maltec Maltexplorer 80

2013年05月22日 | LANDCRUISER

 先週はある日本人のプロフェッショナルな料理人(鉄人)とお話をした、その中で包丁につておもしろい事を言っておられた。

 日本人の寿司職人はいったいどんな包丁を使っているのかって?普通の包丁ですよ、ブランドなどにこだわっている人はあまりいませんねぇ。しかし職人の包丁は良く切れますよ。

 ところがねぇ、アメリカやヨーロッパの料理人は包丁に凝る人がいるんだわ、中には道具を集めている人もいるしねぇ。ブランドの包丁を使っているからって美味しい料理が出来る訳ないのになあ、中にはそう思っている人もいるみたい。(笑) 料理人が道具に拘るという姿勢は日本人と西洋人では随分と異なる。まあ、切れる包丁って日本製とドイツ製なんだけどね、日本は刀の伝統があるでしょ、ドイツのはステンレス製なんだけど...切れるね。他の国で造った包丁は時々いいのもあるけど、...ダメだね、プロの料理人には薦められない...。

 

その会話を思い出しながら...、

 

 

 今期号の4WD Toyota owner に ドイツ の MALTEC という会社が手掛けたグローバルランドクルーザーが紹介されていた。4WD Toyota owner の編集陣はこのHJD80をベースに製作されたこのランクルを Ultimate Expedition Vehicle (究極の冒険旅行車)であると賞賛している。また、これが未来のオーバーランダー達の使う車ではないか!?と、問うてもいる。

 Maltec は エクスぺデッション サプライヤーの会社である。以前はGワゴンやディフェンダーのキャンピングカスタムもやっていたが、ここ最近はトヨタのランドクルーザーがメインとなっている様子である。更に、ランドクルーザーの中でも悪路の走破性が高い80系をメインとしている。

 

 ライト アンド ストロング(軽量尚且つ強靭)は彼らの目指すところ。

 市販のトラックの後部座席を切り取りカーボンファイバー制のキャビンを装着する。重い遅いの体質を嫌う社の方針によって、キャビンの体積は増えてはいるが重量は市販車よりも軽く仕上がっている。

 

キャンピングの最低装備を備えている。

様々な天候を考えたならば車内ステイ(泊)が一番楽であるのは言うまでもない。

 

 Maltec の最新型ボックスのテールエッジの下部はデパーチャーアングルをかなり広く確保している事から、悪路の走破性を意識している事が分かる。

 

  物作りを大切にする日本とドイツは製品の信頼性においては評価が高い。しかし同じ物を製作するにおいても物に対する思考は異なっているのであろう。

 これらのランドクルーザーは砂漠仕様である。本格的なエクスぺデッション、自動車による冒険旅行を考える時に、どの車に乗るのかは勿論だが、その車を製作する人、店、国、の性質や思想が大切でもある。いい材料やパーツは沢山存在するかも知れないが、だからと言って良いエクスペデッションビークルが製作出来るとは限らない。

 

...

 ドイツ製の物が良いのは何故か?考えさせられる機会でもあった。

 

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