5月の爽やかな雨に打たれるランクルを眺めながら感じる事がある。
日本は世界最高の4x4を生産し他国へ供給し続けている。それはそれで世界中から望まれている事なのだ。しかし我々日本人は自国で生産した4x4を駆って他国を走り廻りたいという認識は大方夢の中にしまい込んで大切に保管され続けられているようにも感じる。日本から外に出ているのは機械(四駆)であって機会(運転)は少ない。
そんな想いを、ずーっとしまったままでいいのだろうか?
ランドクルーザーで世界の大陸を走ってみたい!って思う人も多いのではないだろうか?
でも金が... 確かにそれは否定出来ないなぁ。(汗)
しかし、一つ大切な事がある。
それは意識である。
日本に生まれて、日本は周囲を海に囲まれた島国だと当たり前に思っている。(日本に住んでいるとここは島とは感じないけど...)地理的には大陸の端にある小さな島国である事は間違いない。
しかし見方を変えれば日本は島国ではない。
海洋国家である。
つまり、日本を拠点として世界を視野に入れる、その路線の上にあるのがランドクルーザーという道具なのだと思っている。
この意識と認識があれば近い将来、日本人が世界の大陸をランドクルーザーで走り廻る日がやって来ると思っている。幸いな事に世界には日本が好きだ、という人々が多いと聞く。
そしてその時には、大切な事がある。
それは、日本人の持つ良識基準である。
その為に今から、道徳心、自然保護の認識、多少の知性を育てていく必要がある。それは旅行者であり同時にリプリゼント(日本人の代表)でもあるからだ。
だから、がんばろっ、て思う。
...
そういった事も考えさせてくれるのが、ランクルの魅力?
雨に濡れるロクマルを眺めながら、そんな未来を考えている。