![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/c0/27fa8ccd097d45c74214fcdb8eed4bf0.jpg)
お寺の庭を歩いていて、梅や蝋梅に気を取られる時と苔に気を取られる時がある。
苔がアマゾンや太古のジャングルに思える時があるのです。
写真に写っている範囲でも、夥しい数の生命が活動しているのだろう。
我々人間の身体でもすごい数の生命が活動している。
最近話題の腸内細菌だって人間とは別個の存在。
数は、何京(京は兆の次ぎの位)ひょっとして何垓(京の次ぎに位)が存在するかも。今の科学では、まだ数えられないでしょう。
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自分の体内の微細な存在は、私の命令で動いてくれない。
でも、私たちは、生きている。
なんのために?
考え出すとわからなくなる。
こういうことは、考えたらだめなんだろうな。
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↑千本玉寿軒「雲間のみどり」
身体の動きでも考えていると動けなくなる。
人間は、大まかな指令をだけ。
細かく考えたらフリーズするだろう。
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でもなんとなく、身体はちゃんと動いてくれる。
寝ている間でも、チャンと心臓が動いて、呼吸もしているしね。
心臓なんだすごいと思いませんか?
休みなしですよ!
「しんどいから一時間ほどやすんだろ」なんていままで1回もない。
みなさんはどうですか?
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↑黒糖こなし、粒あん
不思議やね。
![]() | 和菓子 |
中村 肇 | |
河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
観察するとそこに宇宙や別世界を感じます。
確かに人間の体も不思議ですよね。
微生物や菌類がいっぱい存在します。
すーさんが苔を育てている気持ちがなんとなくわかります。面白いですよね。
永瀬清子の詩に「苔について」というのがありますが
何億年もの昔、誕生した苔のことを、地球がみどりの着物をとても着たがっていたから・・・という一節があります。
この詩との出逢いがますます苔を好きにさせましたよ。
雨上がりなど、フワフワしっとりしていて、思わず撫でてしまいます。
初弘法で杉苔が売られていて、「流石京都だなあ」と感心しました。
綺麗ですよね。
詩人さんの言葉はすばらしいな、憧れです。
お庭の苔をジッと見ている時があります。
ただ、屈む所作がつらいから長い時間は無理ですが。
弘法市で売っていますか。