京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

今宮神社、あぶり餅と阿呆賢さん

2021年04月01日 02時41分50秒 | 社寺


今宮神社(いまみやじんじゃ)、別名「玉の輿(たまのこし)神社」といいます。
我が家のお宮参りは、すべてこの神社。腹帯なんかは、わら天神宮ね。
初詣もこの今宮神社なんです。
まあ、あぶり餅があるから・・・かな。





以下は、ウィキペディアから引用します。
現在の今宮神社がある土地には、794年(延暦13年)の平安遷都以前から疫神スサノオを祀る社(現在摂社疫神社)があったとされる。平安遷都後にはしばしば疫病や災厄が起こり、神泉苑、上御霊神社、下御霊神社、八坂神社などで疫病を鎮めるための御霊会が営まれた。994年(正暦5年)にも都で大規模な疫病がはびこったため、朝廷は神輿2基を造って船岡山に安置し、音楽奉納などを行った後、疫災を幣帛に依り移らせて難波江に流した。民衆主導で行われたこの「紫野御霊会」が今宮祭の起源とされ、京都の他の都市祭礼と同じく災厄忌避を祈願する御霊会として始まった。




↑やっぱりあぶり餅が好きやなぁ・・・

1001年(長保3年)にも疫病が流行したことから、朝廷は疫神を船岡山から移し、疫神を祀った社に神殿・玉垣・神輿を造らせて今宮社と名付けた。大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)の三柱の神が創祀された。疫病が流行るたびに紫野御霊会が営まれ、やがて今宮社の祭礼(今宮祭)として定着して毎年5月に行われることとなった。



今宮神社の主祭神は、
・大己貴命(おおなむちのみこと)/大国主神(おおくにぬしのかみ)の別名
・事代主命(ことしろぬしのみこと)/大国主神の息子
・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)/ヤマタノオロチ退治の時、スサノオに助けられた童女
この三柱の神の関係は、面白い。スサノオが隠れた主神なのかも。



別名「玉の輿(たまのこし)神社」となぜ言うのかというと。
西陣の八百屋に生まれた「お玉」が徳川3代将軍家光の側室となり、5代将軍綱吉の生母・桂昌院として従一位となった。このことが「玉の輿」ということわざの由来になったとの説がある。桂昌院は京都の寺社の復興に力を注いだが、今宮社に対する崇敬と西陣に対する愛郷の念が非常に強かったといい、1694年(元禄7年)には御牛車や鉾を寄進したほか、祭事の整備や氏子区域の拡充、やすらい祭の復興など様々な施策を行った。江戸時代には社領として今宮神社に50石が与えられた。
この事から「玉の輿神社」といわれているのだそうです。
あやかりたい人は、ぜひお参りしないといけませんね。



今宮の奇石
此の「阿呆賢さん」は古くから「神占石」とも云われ、病弱な者はこの石に心を込めて、病気平癒を祈り軽く手の平で撫で身体の悪きところを摩れば、健康の回復を早める。
又「重軽石」とも云はれ、先づ軽く手の平で三度石を打ち、持ちあげるに、たいそう重く成り、再度願い事を込めて三度手の平で撫でて持ち上がる。
軽くなれば願いが成就すると言い伝へられております。
神主誌す



とあります。
いま、新型コロナで触るのはどうかとは思いますが。
一応神様系なので、大丈夫だと思いますね。



私は、ものすごく軽くなりました・・・。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (常盤万作)
2021-04-01 11:45:01
この餅だけ食べに京都に行きました。歴史を食べている気になります。
これに比べたら、赤福などは赤子です。
返信する
>常盤万作さん、こんにちは (京男)
2021-04-01 11:55:14
この餅の味は独特ですね。
白味噌なので京都人好みなんです。
赤福だって悪くはないと思いますよ。
返信する
こんにちは (す-)
2021-04-01 13:05:26
そう言えば、永いことここにはご無沙汰ですね。
あぶり餅も、どなたかが京都に来てご案内するときぐらいですね、いただくのは!
返信する
>すーさん、こんにちは (京男)
2021-04-01 16:47:13
今日も暖かいですね。
ここは、車がないと行きにくいです。
返信する

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