京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

不思議な狛狐

2018年03月11日 05時52分22秒 | 社寺

↑辰巳稲荷神社

本日も車折神社。
辰巳稲荷神社です。
祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。





宇迦之御魂神という名前は、『古事記』に出てくる。
『日本書紀』では、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)となっている。
名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神である。両書とも性別が明確にわかるような記述はないが、古くから女神とされてきたそうです。





伏見稲荷大社の主祭神も宇迦之御魂神です。
キツネがお使い。
キツネは尻尾が稲穂に見えるから、穀物の神様のお使いとしよう!
なんてことで決まったようです。



しかし、ここのキツネさんは、風変わりですね。
妙にデザイン化されている。
尻尾も稲穂になってない。
でも胸に金のプレートを持っている。



この車折神社の末社が凄い。
御利益でないのは「ボックリ」「ボケ封じ」「イボ」「各種病気」はないかも。

※稲荷神社で宇迦之御魂神系でない神社があるのをご存知です?
豊川稲荷がそれです。お祀りしている神様が「叱枳尼天」。
白い狐にまたがる女性の姿をしています。出身がインド・チベット。元々、人肉を食べる魔女であったのが人間の味方をするようになった。
宇迦之御魂神とは、同じ女性でも性格が違う。
パワーがありますが、付き合い方を間違うと怖いことになります。稲荷神社と豊川稲荷を二股をかけて祈願するのは、お奨めしません。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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2 コメント

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罰は関係なし (常盤万作)
2018-03-11 18:42:56
京男様今晩は

山から帰ってきました。
人間が狐に御願いする、あり得ませんから罰もありません。
ちなみに駆除(狐)での価格は8500円です。
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>常盤万作さん、こんばんは (京男)
2018-03-11 20:13:07
狐にお願いは、しないと思います。勘違いしている人もいるのかも。
狐の駆除、そんなもんですか?
狸も同じ?アライグマも?不良外人は?
返信する

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