↑すーさんへ
ここは、京都御所の西側にある護王神社(ごおうじんじゃ)。
イノシシの狛イノシシのある神社です。
和気清麻呂(わけのきよまろ)と和気広虫(わけのひろむし)が主祭神の神社です。
お姉さんの和気広虫は、ずっと宮廷に仕えていた。その人柄は「他人の悪口を言うことがない」と天皇から厚く信頼されていた。
天平宝字8年(764)に起きた藤原仲麻呂の乱の時、乱に連座した375名の死刑者の減刑を天皇にお願いして、死罪を流罪にお願いしやはった。そして身寄りを失った子供達83名を養子として養育されるなど、大変慈悲深い人ということで祀られている。もちろん和気清麻呂の姉ということもあるだろうな。
奈良時代末、道鏡事件の時、天皇と国を護ったということで、神社の名前になっています。
道鏡事件は、女帝孝謙天皇(称徳天皇)に弓削道鏡が偽の神託をつかって実権を握ろうとした事件。
それを阻止したのが和気清麻呂。
神託の真偽を確かめに宇佐八幡に行くことになった。
その時、出世させるさかい、ウソを言ってくれと言われた。
でも本来の神託をみんなの前で言った。
当然、弓削道鏡の工作で左遷。
左遷地に行く途中、刺客に襲われ足に負傷。
その傷で足の調子が悪くなったそうです。
その時、どこからともなく300頭のイノシシが現れ、和気清麻呂を救った。
同時に足も治ったそうです。
後に真実が認められ、左遷地から戻り、元の地位も回復。
京都へ遷都するときに活躍しやはった。
↑取りあえず足形のところに立ってみた。股関節に効くかな・・・。
この和気清麻呂さんは、明治の十円札になっていたのです。
でも戦後(応仁の乱じゃなく、太平洋戦争)の教育では、ほとんど述べられないエピソードだろうな。
お札に登場の人物もある意味で軽くなっているしね。
お札の値打ちもあまりないように思います。
このマニ車風、大祓詞(おおはらえのことば)が書いてあります。
これを回すと大祓詞を唱えたのと同じ効果という意味だろうな。
大祓詞は、神道の基本的な祝詞。
罪と穢とそれを清め、罪と穢が消滅する様を色んな角度で述べている祝詞。
※マニ車(マニグルマ)/チベット仏教で用いる宗教道具。お経が書いてある円筒形のものを回すと、お経を唱えた効果があるというもの。
最近、どこのお寺や神社にいっても新しく作られた御利益グッズ的なものが多いですね。あまりやると品が無くなるかも。まあ、観光のお客さんも呼ばないといけないしね。
↑2012年4月9日午前7時。現在晴れ、今日は暖かくなりそう。昼からにわか雨?今日の暖かさでかなり咲いていくでしょう。
Twitter→@kyo_otoko
やっとベランダ桜が咲き出しました。
やっぱり降ったでしょ。(笑)
最近の社寺はテーマパーク状態?お願い事アイテムばかり増えてますね。
一枚目の写真、迫力がありますね。
ベランダ桜も咲き出しましたね!
本当に午後に雨????というお天気ですね。