京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

沙羅双樹の庭・・・東林院

2011年07月10日 06時54分32秒 | 社寺


これは先月末の話。
時期ですね。
なんか沙羅双樹(さあそうじゅ)を観たくなる。
なんでだろう・・・。



「沙羅双樹?」という人も多いかな。
『平家物語』冒頭部分で有名。



「祗園精舎の鐘の声、
 諸行無常の響きあり。
 娑羅双樹の花の色、
 盛者必衰の理をあらは(わ)す。
 おごれる人も久しからず、
 唯春の夜の夢のごとし。
 たけき者も遂にはほろびぬ、
 偏に風の前の塵に同じ」





祇園精舎というところに鐘があって、音が変わっていて
「諸法無常」という風に響くらしい。
政権をとった政党でも次の選挙ではボロ負けして、
他の政党に与党を譲ってしまう。
いま、元気な人も明日もうあの世に旅立つかもしれない。
人間の生なんでまことに儚いもの。
まあ、こんな内容ですね。
※京男が小さい時、祇園精舎って八坂神社のことだと思っていたな・・・。





さて、この沙羅双樹のある庭は、臨済宗妙心寺の塔頭東林院にあります。
この沙羅双樹は、インドの沙羅双樹とは違います。
日本では、夏椿のこと。



拝観と同時にお茶とお菓子を頼めます。
入り口で名前を言うと
「イケメンさん~」と若い坊さんがお茶とお菓子を持ってきてくれます。



もう少しで和菓子を食べてしまうところだった。
冷静に和菓子を黒文字で切り、撮影しました。

明日に続く。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (8)
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