万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

冤罪を攻撃手段とする中国-南京大虐殺も冤罪では

2015年04月18日 15時55分01秒 | アジア
中国、改革派女性ジャーナリストに懲役7年 警察から「罪を認めなければ長男を犯罪者にする」の脅しも(産経新聞) - goo ニュース
 昨日、中国の女性ジャーナリスト高瑜氏に対して、地裁に当たる北京市第3中級人民法院が、国家機密を漏洩したとして実刑7年の懲役を言い渡したと報じられております。取り調べの間には、当局から、”罪を認めなければ長男を犯罪者にする”という脅しを受けたそうですが、中国の司法権とは、他の諸国と違い、政治的迫害の権限として機能しているようです。

 政治的迫害、あるいは、政敵の追い落としのために、罪のない人を犯罪者に仕立て上げるとする中国の司法の在り方は(汚職撲滅の場合には、実際に賄賂等の受け取っているのでしょうが…)、国内のみならず、国際社会においても如何なく発揮されております。”南京30万人大虐殺”などは、その最たる例です。最近、南京大虐殺の証拠とされながら行方不明となり、1991年に再発見された幻のフィルムを目にしましたが、その大半は、病院における負傷者を治療するシーンであり、日本軍による民間人の大虐殺を記録した証拠映像とは、ほど遠いものでした(「マギー・フィルム」)。確かに、道端や池で重なるように倒れている遺体の映像もあるのですが、大虐殺は南京市内で起きたとされていながらその光景は農村です。どれほど凄いフィルムかと身構えて見ていたのですが、拍子抜けしてしまいました。日本軍による虐殺の現場を捉えたシーンは、一つもないのですから。

 国であれ、人であれ、中国が声高に罪を並べ立て糾弾する時には、まずは、その主張が事実に基づくものであるのか、疑ってみることが大事なのではないでしょうか。

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2 コメント

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Unknown (ねむ太)
2015-04-18 20:19:41
こんばんは。中国・・特亜3国は三権分立の概念がない国です。
特に、中国の場合は党の下に司法があります。
その為に、契約や知的財産権が成り立たず中国に進出した企業が生産する商品はすぐにコピー商品が出回るのです。
中国・韓国では音楽やゲーム等のエンターテイメントは商業として成り立ちません。
すぐにコピー商品が出まわるからです。
罪状を認めなければ、長男を逮捕する・・・犯罪者の脅迫と変わりませんね。
南京事件に新たな証言がでてきました。
「南京には人が居なかった」
一番納得の行く証言でしょう。
戦争をしている最中に戦場に留まってのんびりとしている一般人が存在するという方がおかしいのです。
戦火が近づいてくれば兵士ではない一般人は安全な場所を求めて逃げるのが当たり前でしょう。
ついでに・・南京には人の腰の高さまで死体が積み上がっていたと言い出す米国の学者もでてきましたが・・
人間の腰の高さまで積み上がる死体の数・・一体どのように処理したのでしょう。
最新式の火葬場でも成人の死体をを骨になるまで焼くには40分はかかります。
腰の高さまで積み上がった死体を野焼きにするとすればどれだけの燃料が必要になるでしょう。
我が国が戦争に突入した理由は資源を止められたからであり、死体を積み上げ火葬にする燃料などあるはずはありません。
ついでに南京攻略戦が行われたのは冬であり、南京はとても寒いところです。
埋葬するにしても地面が凍りついていて、穴を掘るだけでも大変な作業になります。
死体を埋めたという者は、現在の建設用の重機が当時あったと思い込み、死体を埋葬しただけ土砂が出る事を無視しています。
浅い埋め方だと死体は腐敗し疫病の原因になります。
幾つかの根拠を見てみるだけでも、大虐殺などできるはずが無い事は明らかです。
もう一つの問題・・指揮官の唐生智が蒋介石とともに逃げ出し南京に残された国民党軍には指揮官が居なかった。
戦時国際法上、これでは降伏する事は出来ませんし捕虜として認められる事も無いのです。
戦時国際法で認められる降伏は、指揮官が兵をまとめ降伏を申し出る、其の際、武器は相手から見えるように所持し武装解除に応じなければなりません。
肝心の指揮官が逃げ出し、兵隊は軍服を脱ぎ捨て一般人の服を剥ぎ取って着替え、一般人に紛れ込んでいた。
これではゲリラとして即刻処刑されても文句は言えません。
本来なら、兵を伴って撤退し南京をオープン都市宣言しておけば混乱は避けられたのです。
蒋介石の責任は重大です。
撤退の時間稼ぎの為に兵を捨て駒にしたと言われても仕方ないでしょう。
社会党の田辺誠が南京大虐殺紀念館の建設を持ちかけ資金まで提供したのが間違いのはじまりなのですが。
中国や北朝鮮では本当に都合の悪い者は闇から闇に葬られ表面に出てくる事はありません。
今回のような逮捕劇や汚職の摘発は、警告とパフォーマンスです。
人民に汚職を摘発しているクリーンな政治家・習近平のアピールをする一方で、ジャーナリストに対しては、都合の悪い事を書いたり、喋ったり、報道したりすると・・(ニッコリ)なのです。
我が国でコメンテーターやタレントに近い活動をしている中国人は少なくありませんが、帰化した石兵氏のような人は別として、中国籍の人間は基本的に中国の政権批判はしません。
後が恐いからです。
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ねむ太さま (kuranishi masako)
2015-04-19 08:01:28
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 日本側の証言では、民間人を装った便衣兵を殺害したというものはあるのですが、女性や子供を含む一般市民を大量に虐殺したというものはありません。「マギー・フィルム」の他にも、大虐殺が起きたとは思えない平然とした南京市内の街の様子が撮影されたフィルムもあります。30万人もの人々が日本軍によって実際に虐殺されていたとしますと、あり得ない光景です。慰安婦問題の”嘘”はばれてきましたが、南京大虐殺につきましても、日本国は、”歴史実証主義”で臨むべきです。そして、国際社会に対して、中国国内では、罪なき人々が政治犯とされ、囚われの身となっていることを訴えるべきと思うのです。
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