万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

新年のご挨拶

2014年12月31日 23時12分56秒 | その他



謹んで新年のお慶びを申し上げます

 旧年は 本ブログをご訪問くださり また 格別のご厚情を賜りましたこと 心よりお礼申し上げます 本年も 何とぞよろしくお願い申し上げます

 
新しき年の訪れを祝いて

 梅が枝を ほのかにうつす 薄氷 水面にありて 風にきらめく

 
*お正月の三が日はお休みとさせていただきます。本年のブログ記事の投稿は、1月4日から始める予定でございます。

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来年は第二次世界大戦終結から70年-全人類が反省する年に

2014年12月31日 13時13分50秒 | 国際政治
 来年は、第二次世界大戦の終結から70年目の節目の年を迎えます。中韓などの諸国は、歴史問題をめぐって対日攻勢を強めることも予測されますが、国際社会が、先の戦争を根拠とした批判合戦の様相を呈しては、2015年は、第三次世界大戦への道をも開きかねません。

 二度にわたって全世界を戦争に巻き込んだ理由は、決して単純なものではありません。実のところ、大航海時代の幕開けどころか、さらに、その先の時代に遡る対立要因もあります。欧米列強間による覇権争いと世界戦略、複雑に入り組んだ同盟・協商関係、全体主義の出現と侵略行為…などが指摘される一方で、アジア・アフリカ諸国に目を向ければ、植民地支配を受けた被害国としての一面がある一方で、植民地化の原因となった内部抗争や売国行為、そして、野蛮視される要因となった非人道的な慣習や風習なども見受けられます。戦争は、勝者と敗者を明らかにするために、その原因については分かりやすく単純化し、結果から後付けする傾向にありますが、戦争の発生は、欲深き人間の悪しき側面の噴出であると同時に、時には、悪に反発し、正義を求める人々の結集であることもあります。敵味方双方において、両面性を持つことも珍しくないのです。

 他国を激しく糾弾できるほど中韓のみが、絶対善、あるいは、被害国のはずもなく、全ての諸国に反省点があるはずです。先日の記事でも触れたのですが、来年は、他国を批判することに汲々とする年ではなく、全ての諸国と人類が、自らの過去を素直に省みる年となすべきではないでしょうか。

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* 本年は、本ブログの拙い記事をお読みくださいまして、ありがとうございました。読み返してみますと、早とちりや勘違いなども散見され、深く反省する次第です。来年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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