草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

日本桜草の品種名の有無

2009-01-09 | ひとりごと
以前にも書きましたが、さくらそう(日本桜草)の鉢の数は、私の場合1品種最低2鉢にしています。
鉢の大きさは芽の数によって2.5号(直径7.5cm)ポットから直径30cmくらいのプラ鉢までいろいろですが、病虫害などによって枯れたり腐ったり、夏の間にうっかり水やりを忘れて乾かしてしまったり、といったトラブルは2鉢以上に分けておくことで回避できる確率が高まります。

とは言っても2鉢に限定している訳ではなく、全品種2鉢植えつけた後に、残った置き場所にはビニールポットなどに植えたものを置いていきます。
サクラソウは、翌年の植え替え時期までの栽培中に大きな鉢に植え替えることがありませんので、この時に目一杯置けるだけ置いてしまっても大丈夫です。

こうして植えた余剰のポットは、花が咲いている時などに、他の方に差し上げることがあるのですが、特に沢山の桜草を栽培しておられる方でなくても、やはり品種名の付いているものを好まれるようです。
古くから存在する品種も多いさくらそうですが、品種名と花を見比べることで、命名された方の思いを推測することもできるのでしょう。

ただ、品種名の付いた花を集めて栽培するということは、果たして品種名の間違いが無くその名前で合っているのだろうか、という疑問も抱え込むことになるように私は感じています。
書籍の写真やWebの画像で調べてみても、花形や色のあきらかな違いは分かります。
写真や画像では断定できないような違いも、展示会などで花を見ることで分かる場合があります。
しかし厄介なことに、相手は生き物なので、栽培環境、芽の大きさなど生育の状況、開花中の置き場所などによって花の大きさや形、色などは変化しやすいものです。

そうして気がつくと、花が咲いていても、楽しく鑑賞しているというよりも品種の確認に追われているような状況に陥ってしまいがちです。
栽培を始めて10年ほどが過ぎ、名前が無くとも花の美しさに違いはなく、品種の確認に気を遣わずに済む品種名不明の花を育てていた方が余程楽しいのではないのだろうか、と思うこともあります。
古くから伝わるとされる品種や比較的新しい品種など、多くの花を集めて咲かせるのも、もちろん大きな楽しみだとは思うのですが・・・
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