草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうとインターネット

2011-12-25 | さくらそうに関するあれこれ
あちこちのブログを拝見していて思うのですが、さくらそう(日本桜草)の栽培方法や栽培者の技量と言ったものは、当たり前の事ながら人それぞれ異なりますし、私自身の事を考えてみても、毎年の気候の違いなどによる生育の差も無視できない程度のものがあるように思います。

自分が抱えている病虫害など栽培上のトラブルと似たようなものについて、経験者がブログなどに記されたものを見つける事ができれば、対処法とその後の経過、そもそもの原因などが理解しやすく、自身の栽培技術の向上に大いに役立ちます。

インターネットというメディアの性質上、情報の正確性や妥当性についての判断は閲覧者に委ねられるということもありますが、これは程度の違いこそあれ書籍や雑誌など他のメディアについても同様なことと言えます。

メールの作成と送信ができる程度のパソコンに関する知識と、インターネット上で他人と交流する上で必要な最低限のマナーを弁えてさえいれば、楽しくブログを書き続ける事ができます。
さくらそうが好きで栽培している方のブログがさらに増えれば、さらに情報の厚みが増すと思いますし、そうなればインターネットが過去に存在したどんな栽培書よりも優れた栽培の手引きとなることでしょう。
もう既にそれに近づいている、あるいは部分的には超えているのかもしれませんが、さらなる桜草栽培家ブロガー(?)の増加を期待したいと思います。

過去に出版された書籍の著者はいずれも経験豊富な方々ばかりのようで、かなり栽培がお上手だったと思われます。
そうすると、初心者や少し栽培に慣れてきた段階(今の私はまさにこの辺りをウロウロしていますが)ではどのような失敗をしやすいのか、と言ったことを把握するのはかなり難しかったのかもしれません。

また出版物である以上、本当はそれが一番役立つとも考えられるのですが失敗例ばかり並べるわけにもいかない、という事情もあるでしょうから、ともすると教科書的というか画一的な内容になりがちなのだと私は思います。

商業的な書籍の出版である以上は大きな市場を対象とせざるを得ないため、大抵の栽培書が関東~関西地方の気候を前提とした記述となってしまう、という問題点もあると思います。
これを補うのが地域的な会における会員間での情報交換ということになるのでしょうが、会(栽培者の集まり)はどの地域にもあるわけではなさそうです。
このあたりこそ、インターネットが果たす役割が大きい分野なのかもしれません。
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