草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

騙されつつ?楽しむ

2011-12-19 | さくらそうに関するあれこれ
前回、よく似たものが少なくなく情報も多くはない野生種の名称は、入手時のラベルを信用するほか無いと記しましたが、私が思うに、発表者(作出者)がご健在の比較的新しい品種を除けば、園芸品種にも似たような事が言え、信じて(あるいは騙されて?)栽培し花を見て楽しんでいるのが幸せなのかなと、最近特に思います。

騙されるというと悪い事のように聞こえますが、このような場合は誰かが悪意を思って騙しているという訳ではないので、少なくとも栽培者は不愉快な思いをするような事もないと思います。


‘南京小桜’という品種は、現存する最古の品種といわれていましたが、そうではないという説もあります。
でも、小さな花で、最古のものだと言われれば思わず納得してしまうものがあると私は思います。

江戸時代に作り出されて現代まで伝えられてきたと思われている品種が、実はたまたま江戸時代の品種の記録にぴったり合う、明治、大正、あるいは昭和初期頃に作られた花だった、というような場合も無い事とは言えないと思います。

園芸品種の花と品種名について、正確に知りたい、調べたいという方もおられるかと思いますし、私も以前はそれに近い事を考えて、このブログにも記した事があります。
それを突き詰めていくと、せっかく巡り会った趣味が楽しいものではなくなってしまうのではないかと、最近では思うようになりました。

私も少しは年をとった、良く言えば成長した、ということかもしれません・・・(*^_^*)
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