草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

濃紅色細桜弁浅抱え咲き

2011-12-15 | 詳細不明の桜草
今回は私が栽培している、よく似た桜草2種類について記します。
どちらも濃紅色で野生種のように思われるのは前に取り上げたものと共通ですが、花型は異なり、細い桜弁で咲き方は平開せず、浅抱え咲きといったところでしょうか。



上の画像2点は、10年ほど前に園芸店でいくつかの山野草のポット苗の中に混ざって「日本桜草」という名札のついたものがあったので、購入してみたものです。



上の画像2点は、5、6年前に山野草店の通販で「濃色日本桜草」という名の苗を他のさくらそう数品種と一緒に購入したものです。

並べてみると「濃色日本桜草」の名で入手したものの方がごく僅かに花色が濃いかな、と見える時がある以外の花の姿や葉の姿、植え替え時に見える芽や根の様子、栽培しているとやや根腐れしやすく、根腐れすると芽が大きく育たず翌年咲かない事が多いことなど、よく似ています。

2種ともに、花柱形は長柱花で、雌しべの先端が花筒から出ている花が若干見られるのも共通しています。
あと、どちらも山野草とともに流通していた、というのも共通点と言えないこともありません。

今回画像を見ていて花の中心部の「目」と呼ばれる白い部分の形状が異なるかなと感じました。
この部分は‘木枯’と‘前代未聞’を見分けるポイントとして指摘される方もおられますし、この場合ももしかしてと思ったわけです。


画像の数と撮影年が異なりますが、花の画像を並べてみました。
2009年撮影分の両者を見比べて、‘木枯’と‘前代未聞’の差異と似ているかと思ったのですが、どうも他年分の画像ではそれほどはっきりした違いが無いように見えます。

今後はこの点に留意して観察を続けてみようと思います。
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