草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそう(日本桜草)とウイルス

2010-12-21 | さくらそう栽培記録〜2011年
先日の記事で、さくらそうの芽が変形しているものの画像を掲載しました。
その現象について知人から経験に基づくご意見を頂いたのですが、ウイルスについても教えて頂きました。
さくらそうを栽培しておられる方のお話には私の知らない事も多く、とても参考になりありがたい事です。

そこでいろいろ考えてみると、さくらそうにウイルスによる被害が出る事を知識として知ってはいても、これと言った対策をとっていなかったなと反省しています。

他の植物でも同じようなのですが、ウイルスに感染するとすぐに目に見える症状が現れるとは限らず、栽培が上手くできずに衰弱させてしまうなど、何らかの要因が引き金となって発症する場合が少なくないようです。

私のように趣味で栽培している程度では、その株がウイルスに感染しているのかどうか調べようもありませんので、見た目で推測するしかありません。

以前、葉が緑色の濃淡の細かいまだら模様になりウイルス感染が疑われる株が現れた事がありますが、しばらくして枯れてしまいました。
今回の芽が変形した株は植えつけて観察してみるつもりですが、念のため他の鉢とは離れた場所に置こうと思っています。

さくらそうの花の緑斑入りのものは、ウイルスによるものといわれていますが、本来は緑斑が入らない品種がウイルスに感染することで花に緑斑が入る場合があるそうです。

私には詳しい知識が無いのでこれは想像ですが、植物がウイルスに感染しているのならば、それを植えてあった土や鉢にもウイルスが存在している場合もあるのではないでしょうか。

私も緑斑入りの‘青葉の笛’と‘松の雪’を栽培しているのですが、今までは鉢を別の品種に使い回したり、古土も再利用したりしていたので、考えてみるとずいぶん危険なことをしていたように思います。
念のために今度の植え付けからは緑斑入りの品種を植えていた鉢を他の品種に使わないようにしようと考えています。

違う花色の品種に緑斑が入ったり花が変形したりしてウイルス感染が疑われる場合には、植えていた鉢は高温で処理するなど何らかの対策が必要だろうと思います。
そう考えると、安価なビニールポット(ポリポット)で栽培し、観賞時のみ見映えの良い鉢に入れて楽しみ、いざという時には捨ててしまった方が簡単そうです。
ポットを観賞用の鉢の深さに合わせてカットする手間はかかりますが、高価な鉢が少なくて済むというメリットも大きいと思います。
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