草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

芽の変形したさくらそう

2010-12-24 | さくらそう栽培記録〜2011年
先日も根茎に瘤状のものが見られるさくらそうの株について記しましたが、これは特にひどい状態で芽の形まで変わっているものです。
芽と根茎の間に瘤があり、根茎と芽の境目がよくわかりません。
芽の先は開いた形になっていて、根も太くなったり細くなったりしていびつな形状です。

この品種は‘宇宙’で、開花時期にポット植えの苗を購入した次の植え替え時から根腐れがひどく上手く育てられていなかったのですが、数年前からはどうやら見られる花が咲くようになったかと思っていたらこの有様です。
瘤が見当たらず芽の先が尖った形のものを選んで植えてはいるのですが、一年後にはこのような状態のものが現れます。
瘤が見られなくても発生する可能性が高いか、見落としてしまう程度の瘤があったのか、どちらかなのでしょう。
今年も異常が見当たらないものがいくつか確保できましたが、その数は年々少なくなっているのであと数年持つかどうか・・・といった印象です。

以前にも記したとおり、瘤状に変形した根茎に私が最初に気付いた品種は‘南京小桜’でしたが、今年は‘戦勝’‘梅が枝’にも見つかりました。
‘宇宙’や‘花車’にも見られているので、花色には関係なく偶然なのでしょうが、我が家では濃い紅色に爪白の花の品種に多いようです。

これが病気によるもので他にも広がるものだとしたら大変だと考えて植えつけずに処分してきましたが、年々少しずつ増えており、対策としての意味が無かったのではないかとも思えてきます。
そうすると、いずれ私が品種名のあるさくらそうの栽培ができなくなる時が来る事を覚悟しておかなければならないのかなとも考え始めています。
病気だったとしても、実生で更新していく栽培方法ならば続ける事ができると思いますが、それでは園芸品種の維持はできなくなります。
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