秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ   SANE著

2007年09月28日 | Weblog
児童虐待の真実
昨日、次女と久しぶりに百円均一に行った。あのねずみ捕り以来だ。百円均一ってなんだか妙にワクワクする。タダではないのに、何故か「ご自由にお持ち帰り下さい!」と言われてるような金銭感覚の錯覚をオコス。またまた、衝動買いのウイルスが、私達親子を襲う。なんといっても、次女は失恋の傷みを紛らわすように、売り場をうろついている。化粧品売り場の小物を、穴があく位眺めている。私はねずみ捕りの売り場を少し気にしながら、今度は大工品を観察していた。パテ、セメント、番線、なんかおもしろい組合せはないかしら?携帯電話で話しながらの、若者の声が聞こえて来た!私の耳は鍛えられている。興味のある内容に、瞬間に聴覚が全開される。
「あっ、オレ、今百均のとこきてんだけど、ナイ!どこ探しても見えんわー」
私は声の方向に行きたい気持ちを必死で堪えた。いくら、「いい人」の私でもここで相手に話し掛けたら、ただの不審なおばさんになってしまう。
「あなたは、何を探しているの?私はこの中の商品は、知り尽くしています」と心で叫んだ!…
次女からの携帯がなった。
「母ちゃん、どこ?」
「売り場の端におります」
「わかった」
携帯は本当に便利だ。小声で位置の確認ができる。
あれは、娘達が七歳位の頃。町のスーパーで買い物をしていた時、ほんのつかの間、私が視界から消えただけなのに、向こう側の通路で、私を捜しながらうろつく三人組み!娘達は主人のおまけのように、いつもツルンデいた。主人と目が合う。主人が大きな声で、娘を呼ぶ。
「〇〇、〇〇、母ちゃんおったぞー」
「あっーー母ちゃん!」その声は売り場にみごとに響いた。見事に他人の視線を感じた
「オーマイガット」喋れない英語が頭の中を回転した。つい娘の頭を叩いてしまった。
「声が大きすぎる!」私は恥ずかしさの余り、反射的に娘の頭をつい叩いてしまった。今になって母は、反省しています。何も頭を叩くことはしなくてよかった。でも、丁度私の手の位置に娘の頭の高さが揃っていた。あの遠い日の記憶を思いだした私は、優しい母に突然変異した。次女の買った商品を、自分のカゴに移した。私があの時叩いたから、あなた達は、算数が苦手になったのかも知れない。ごめんなさい。
「全部一緒でお願いします」
私は恰好よく店員に言った。娘が隣で自分の買った個数の六百円を私に渡そうとサイフを出す。
「いいから、しまっておいて」
私はレジの前で優しく娘のサイフを手で掃った。私達親子の美しい会話を聞いて、店員も思った筈。
「世の中には、こんなにも顔も心も美しい親子が、居るんだわ!」と
今日も無事に終了しました。ゴンと歩く暗がり。小二郎と遭遇した。飼い主は大好きなトモダチ!時折彼女が玄関の扉に掛けてくれている、夕飯の食材のお陰で、私は栄養失調にならずに済んだ。イリコを下さった友人、野菜ジュースを一杯運んでくれた友人「山荘」の女将さんー。私は本当に幸福者です!ありがとうございます
感謝 合掌!
コメント
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