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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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第38回東京思春期保健研究会 開催11/28

2009-11-29 10:59:58 | 小児医療
 11/28に山王病院3F山王ホールで、「第38回東京思春期保健研究会」が開催され参加してきました。
 とある議員からの声かけですが、いってみると、同じ中央区医師会の産婦人科の先生が世話人のひとりであり、たいへん奇遇でした。

 プログラムは、三題。

 まず、竹下先生座長のもと、中学校と高等学校における性教育の現場の話でした。

 一題目、「中学校における性教育の実際」 区立中学校の養護教諭 岩崎先生
 養護教諭が、保健体育の保健の授業を兼務発令を出す形で、実施。
 1学期は、体育の授業のみでなし。
 2学期は、保健授業 3年生11時間。
 3学期は、1年生8時間、2年生8時間。
 性教育を、①全体構想、②指導計画作成、③指導のための組織づくり、④性教育の評価の段階を経ながら、展開。
 
 特に力を入れるのは、「考え、感動し、決断する心」
 知的機能:ことばをつかう、記憶する、理解する、考える、判断するなどの能力のこと
 情意機能:
 情は、感情:うれしい、悲しい、楽しい、腹立たしいなどの気持ちのこと
 意は、意志:自分の行動を決め、目標をめざして努力をつづける心の働きのこと

 課題としては、①校内体制の確立、②生徒間格差、③保護者の意向。


 二題目は、「高等学校における性・生きることに関する指導」ということで、都立高校主幹教諭小田原先生。
 学校行事として、年一回の保健指導の時間を用いて、講座選択制講座を実施その内容の紹介。

 三題目は、木村好秀東京産婦人科医会常任理事座長による日本大学医学部小児科学系小児科学分野 岡田知雄先生によるご講演。「幼小児期における栄養が思春期に与える影響」。
 この内容は、次のブログへ。


 この会では、産婦人科医、小児科医、そして養護教諭が、性教育・生命の教育のあり方を情報交換しあえ、非常に有意義であると感じました。

 次回は、3/6(土)に開催予定。

 小田原先生や竹下先生らの学校現場の見学にもぜひ行きたいと思っています。
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