「有り難き御世に樗(おうち)の花盛り」熊楠翁が昭和天皇にご進講したときの感激を詠んだ句である。昭和4年6月1日のことであった。その樗(標準和名はセンダン)が当地で今花盛りである。写真は和田小学校前で撮影した。淡い紫の雲のようでとても趣がある。残念ながら足を止めこの花を見る人がほとんどいない。
熊楠翁はこの花を気に入っていて、臨終のさいに天井に見た紫の花はこれであったのではないかと云われている。
熊楠翁はこの花を気に入っていて、臨終のさいに天井に見た紫の花はこれであったのではないかと云われている。