野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

水辺の貴婦人 セイタカシギ

2015年08月23日 | 動物
今朝田園地帯を歩いていると、湛水した休耕田に見慣れない鳥がいた。脚が長いのでセイタカシギだろうとカメラを構えたが、すぐに気づかれ飛び去った。セイタカシギは図鑑等で知ってはいたが直に見るのは今回が初めて。惜しいと思いつつ湛水田をすぎてしばらくすると貴婦人は戻ってきた。身をかがめカメラの狙いを定めてシャッターを切りつつ近づいていった。結局50m以内には近づけず、写真はセイタカシギの周りを切り取って拡大した。まぁそこそこの画質かな・・
カメラを構えると同時に飛び上がった。


採餌行動。何を食べてるのか。写真では判明しない。


すらっとした姿態は貴婦人にふさわしい。


生物多様センターによると、「日本では、1960年頃まではきわめてまれな鳥であったが、その後は徐々に記録が増え、越冬の記録も報告された。」とのことだ。しかし日本のレッドデータ検索システムでは環境省カテゴリ: 絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっている。幸い和歌山県ではレッドリストには入っていないようだ。
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