野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

静寂の美

2008年01月17日 | Weblog
竜安寺の石庭は15の石を配置した枯山水である。どの角度から見ても14しか見えないという巧みな配置がされているらしい。寺のパンフレットには『石の象、石群、その集合、離散、遠近、起伏、禅的、哲学的に見る人の思想、信条によって多岐に解されている。』と書かれている。ちょっと意味がとりにくい文章である。起伏と禅的の間は『、』ではなく、助詞の『は』が入るのではないだろうか。それでもわかりにくい。
石庭の意図するところも謎めいているが、私はこの庭に静寂の美を見た。しかし庭には多くの人が見学に来ており、静寂を楽しむどころではなかった。
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