昼間暈を見せてくれた巻層雲は、夕方になって幻日を見せてくれた。夏に幻日を見るのは初めてのことだ。暈は六角柱状の氷晶によるものだが、幻日は六角板状の氷晶に太陽光が通過するときに起こる現象のようだ。ちょうど氷晶がプリズムになるらしい。
台風10号崩れの熱帯低気圧の影響か、昼前から巻層雲が上空に広がりはじめ、気がついたら、天頂付近にご覧のような見事な暈が開いた。太陽光が六角柱状の氷晶で反射、屈折しておこる現象のようだ。わずかに色がついているが、虹のようにはっきり分光されていないので、反射が主なのだろう。