セツブンソウ

　寒さが続いています。７日は全国の観測地点の９割で最低気温が氷点下を記録したそうです。東京も都心で－１．８度、練馬は－３．６度と冷え込み、練馬はこの１０年の観測史上最低の気温でした。日中の気温は都心で９．１度、練馬でも８．７度まで上がり、日が射して風も弱かったのでやや暖かかったのですが、東京の最高気温は１５日間連続で１０度未満という記録的な寒さになっています。東日本の太平洋岸は寒いもののカラカラに乾いた晴れの天気が続いていますが、北陸地方は記録的な豪雪が続いていますね。福井市は３７年ぶりに積雪が１３０㌢を超えたそうで日常生活にも支障が出ているといいます。北陸に雪雲が集中しているので、さらに降りそうだと言いますから大変です。

　そんな時に、のんびりしたような話題で気が引けるのですが、春近しの気配を探しに訪ねてみた牧野記念庭園でセツブンソウが咲いていました。キンポウゲ科の白い小さな５弁花で、大事に育てているプランターでいくつか開花していました。自生地では節分の頃に咲き出すのでこの名がつけられたそうです。カタクリと同じように短い間だけに咲く春の花で、以前、埼玉県の武蔵丘陵森林公園で自生しているのを見たことがあります。ちょっぴり春の香りを味わいましたが、今日はまた早々とサクラの開花予想が発表されましたね。日本気象協会によりますと、厳しい寒さが続いていますが大体平年並みの開花予想になるということです。一番早いのは宮崎、熊本、高知で３月２１日、東京は２０１７年は３月２１日に咲きましたが、予想では３月２４日だそうです。待ち遠しいですね。