春の花・カタクリの一番花

　今年は２月に寒い日が多かったので全般的に春の花の開花が遅れているようですが、練馬区東大泉の牧野記念庭園でカタクリの一番花が咲きました。昨年よりやや遅めの開花です。都内２３区で唯一、カタクリが群生していることで有名な同区・大泉町１の清水山憩いの森はまだ開花していませんが、もうすぐ咲きそうです。


　カタクリは発芽１年目は細い糸状の葉で、２年目から７，８年目くらいまでは楕円形の一枚の葉だけで過ごし、その間地下茎が成長しある年２枚目の葉が出てやっと花をつけるそうです。多年草ですが、花が咲くのは一年おきということなので昨年咲いた株は今年は花をつけないんですね。種から発芽して花が咲くまで７，８年もかかるなんて、花を見ていると愛おしくなりますねえ。


　清水山憩いの森は３万株近いカタクリが自生しており、練馬区が保護・管理して
いますが、駐車場がないのでバスが唯一の交通手段です。西武池袋線石神井公園駅から成増行きか、都営大江戸線光が丘駅から光が丘循環で土支田２丁目下車。そこから徒歩３分です。今月下旬から４月にかけてが見頃になりますので、ぜひお出かけください。［写真は牧野庭園のカタクリ一番花］