アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

シーラカンス

2008-03-14 15:03:26 | Weblog
 “生きている化石”といわれる古代魚シーラカンスが東京・葛西臨海公園の葛西臨海水族園に期間限定で展示されているということなので、ロストワールド(失われた世界)、UFOといった未知の領域にすごく興味のあるおじさんは早速行ってきました。もちろん、生きている魚でなく標本なんですが、滅多に実物にお目にかかれる機会なんかそうざらにあるわけでなく、ワクワクです。


 シーラカンスは4億年~3億6000万年前のデボン紀に出現したといわれ、存在は化石などで知られていましたが1億4000万年~6500万年前の白亜紀以降の地層からは化石が見つからず、恐竜などと同じ頃に絶滅したと信じられていました。ところが1938年に南アフリカのインド洋のコモロ諸島の近海で生息しているのが発見され、大騒ぎになりました。


 その後同97年、インドネシア・スラウェシ島沖でも2種目のシーラカンスが発見され、これまでに200匹が捕獲されているようです。展示されているのは2007年にスラウェシ島沖で捕獲されたものの標本で、体長127.3㌢、重さ51㌔㌘のメス。インドネシア共和国政府とアクアマリンふくしま(福島県いわき市)
の協力で実現しました。インドネシア国外に持ち出されるのは初めてのことだそうで、今月23日(日曜日)まで同水族園2階のレクチャールームで展示されています。


 コモロ諸島のシーラカンスは外観が黒っぽいですが、スラウェシ島のは褐色のようで種が異なるということです。水深150~700㍍の深海に棲んでいるため生態は不明のことが多いのですが、アクアマリンふくしまでは泳いでいる映像の撮影にも成功しています。ヒレの数が多く、現代の魚類とは明らかに違うことがわかりますね。[写真はスラウェシ島沖で捕獲されたシ-ラカンスの標本。クリックで大きくなります]
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする