春の花・ユキワリイチゲ

　牧野記念庭園では今、ユキワリイチゲが見頃を迎えています。キンポウゲ科の多年草で地下茎が横にはうので群生するのだそうで、一面に咲いてます。とても綺麗な花なんですが、セツブンソウなどと同じように花びらに見えるのはがく片とのこと。葉は三つ葉の鋸状で、なんとなく薄汚れているようなお世辞にも綺麗な葉とは言えません。早春に雪を割って咲くように感じるのでこんな可愛い名がついたのかしらん。漢字で書くと雪割一華です。


　よく調べてみると、本州西部から九州にかけて分布するということですので、関東ではあまり見られず、牧野博士が移植されたものなのでしょう。牧野庭園は今年、５０周年を迎えるそうです。