これが駿河桜

　名前を募集している国立劇場の駿河桜二世のブログにお出でくださった皆さん、いいアイディアが浮かびましたか？えっ、私ですか、目下思案中です。“親”にあたる駿河桜ってどんな桜？まだご覧になったことのない方のため、ご紹介します。


　写真のせいではありません。実際に白く見えるんです。ソメイヨシノもどちらかというと白っぽく見えますが、ちょっと感じが違いますね。とても立派な花ぶりですが、個人的にはほんのりピンクの薄化粧のような二世の方が好みかな。いずれにしてもいい名前が決まるといいですね。

世界に一本だけのサクラ

　名付け親になりませんか---千代田区・国立劇場では世界でたった一本の新種の桜を品種登録するにあたり、広く名前を募集しています。同劇場前庭には、珍しい数種類の桜が植えられており、多くが見頃を迎え、２５日から４月３日までさくらまつりが開かれています。


　前庭の桜は、駿河桜、駿河桜Ⅱ世、小松乙女、神代曙、八重紅枝垂、仙台屋、閑山。いくつご存知ですか？このうち庭の中央でたわわな白い花を咲かせ、特に目立つのが駿河桜。三島にある文部科学省国立遺伝学研究所でつくられた桜だそうで、ソメイヨシノより早く開花、一つの花芽から複数の花が咲きどっしりとした存在感があります。


　この駿河桜が自然交配して出来た種を育てたのが新種の桜で、今は仮に駿河桜二世と呼ばれている世界でここにしかないただ一本のサクラです。親譲りのふっくらした花に少しピンクが混じり、とても可愛らしい桜といえます。同劇場では新品種登録するに当たり、広く一般から名前を募ることにしたものです。


　応募用紙はまつり会場にありますが、官製はがきでもいいのでぜひ応募してみてください。あて先は〒102-8656　東京都千代田区隼町4-1 「国立劇場桜祭り」係。裏面に住所、氏名、年齢、電話番号、新しい桜の名前（読み仮名付き）を記入。何枚でも応募できますが、一枚のはがきには新しい桜の名前は一点だけです。採用された全応募者から抽選で一人に、初めて殖やした苗が贈られるほか、さまざまなプレゼントがあります。［写真は世界にただ一本の新種のサクラ、駿河桜二世］