蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

大宝寺三重塔  長野県青木村

2014-09-25 21:37:18 | 神社仏閣
青木村は塩田平の西端に位置する。この辺りは信州の高原にしては気候が比較的温暖で、鎌倉時代からの仏教遺跡が数多く残されている。


この三重塔は14世紀前半には造営中であったという文献が残されているそうで、上田平を代表する文化財のひとつである。



三重塔は本堂の左手奥に少し離れて建てられている。
水平距離はたいしたこともないのだが、三重塔が建つ所まで登るのだけで一苦労。




屋根の反り、壁面の意匠、どれも極めて地味で真面目に見える。




この土地の人々は、おそらく非常に篤い信仰心をもっているのだろう。
木造の三重塔がよくその形を保っているのは、手厚い手入れがなされているからなのだと思う。




国宝に指定されている三重塔の数はそう多くはない。そのひとつを、静寂な空気の中でゆっくりと見る事が出来た。



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2 コメント

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Unknown (j-garden-hirasato)
2014-09-26 07:08:07
この三重塔は、
美しいですよね。
こんな田舎に、
こんな立派な三重塔があるというのは、
驚きです。
また、行きたくなってきました。
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Unknown (kikouchi)
2014-09-29 22:57:41
>j-garden-hirasatoさん
歴史の中心からは遠く離れた地だったかも知れませんが、それなりの知性がこの土地に根を下ろした証拠だと思います。なにか、とてもいとおしい気持ちが湧いて来ます。
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