武生は歴史の街である。古くは国府が置かれ、奈良、平安の昔から福井(越前)の中心として栄えた。空襲も免れたので、古い町並みがそのまま残っている。蕎麦屋の歴史も古い。文久元年(1861)創業という七代続いた「うるしや」さんという、蕎麦屋が数年前まで営業していたという。残念ながら「うるしや」さんは、そこで途絶えてしまったのだが、蕎麦の味の系譜を受け継ぐ店がある。こちら「まつもと屋」さんは、先代から「うるしや」さんと交流があり、唯一その味を伝える店だという。
お店は、武生の中心近くにあり、古い町並みを形造っている。写真でみると、屋根が相当にたわんでいるのが分る。
蕎麦は二八だというが、蕎麦の生きた香りがたつ。大根は辛味があり、汁も甘みのないしゃっきりしたもの。最近、蕎麦汁に辛味や旨みは必要だが、甘みは無くても好いのではと感じる。
蕎麦を切るときに、包丁を微妙に寝かせるのだろう、切り口が斜めだという。これは「うるしや」さんから受け継いだ切り方だそうだ。確かに、エッジがキリキリと四角い感じではない。
とろろかけも、とても美味しかった。
ご馳走さまでした。
お店は、武生の中心近くにあり、古い町並みを形造っている。写真でみると、屋根が相当にたわんでいるのが分る。
蕎麦は二八だというが、蕎麦の生きた香りがたつ。大根は辛味があり、汁も甘みのないしゃっきりしたもの。最近、蕎麦汁に辛味や旨みは必要だが、甘みは無くても好いのではと感じる。
蕎麦を切るときに、包丁を微妙に寝かせるのだろう、切り口が斜めだという。これは「うるしや」さんから受け継いだ切り方だそうだ。確かに、エッジがキリキリと四角い感じではない。
とろろかけも、とても美味しかった。
ご馳走さまでした。
蕎麦の色、猪口に入ったおろし汁の・・・ああタマラン・・・
やまかけも海苔が邪魔に見えません・・・・・
越前蕎麦恐ろしや、噛み締める蕎麦此処にありですね・・
のどを越しの楽しむ江戸蕎麦と対極に位置するような強さを感じました。
福井の蕎麦は、蕎麦の古い食べ方を伝えるように思われます。
中学校時代の恩師のお宅が「うるしや」さん。
旦那様ががんこに昔からのやり方を守っていてね...と、一度だけ先生が語っていたことを思い出します。定年退職後その先生が胆道閉鎖症で急死され、ご自宅に、ご焼香に伺った際に、はじめて「うるしや」さんを訪れました。
この、写真の「まつもと屋」さんへも、高校時代、学校帰りに何度か立ち寄った記憶があります。とても懐かしくてメッセージを書かせていただきました。この出会いに感謝します。
気が向かれたら、私のブログへもご訪問ください。不本意ながら、4つのブログを書き始めてしまい、どこにポリシーがあるのか、自分でもよくわからないんですが...(笑)
ようこそ、我がブログをお訪ね下さいました。
私が福井の蕎麦に出合ったのは殆ど偶然のようなきっかけが有ったからですが、どういう訳かその後福井の人々との関係は深まり、今月の3連休も福井の方と出かけていました。
私のブログでブックマークしている方の中に、福井の文化を全国に発信している凄い方がおり、「まつもと屋」さんもその方に連れて行っていただいたのです。
福井ネイティブのobabaさんと、福井を随分大きくなってから訪ねた私と、面白い出会いも有ったものですね。
そうそう、私もビール大好きです。
今後とも、よろしくお願いします。
武生のお蕎麦屋さんをたくさん廻って行かれたのですね。
南条に、文化財になっているワラぶきの古民家でお休みの日だけおそばを作っている「萩の茶屋」というお蕎麦屋さんが大好きです。
なかには囲炉裏があり、とても懐かしい感じの、お店です。機会があったら次は、と、お勧めしておきます。
きょうは素敵な古民家をたくさん見せていただきました。ありがとうございます。(^^)
私の拙い写真や文章を、わざわざご覧いただいたのでしょうか。恐縮なことです。そのようなお時間をいただくのは勿体ない事のようにも思いますが、他にもお目通しいただけたら、誠に幸いです。
福井のぶっかけ蕎麦は、本当に自然に見どころのある蕎麦を出すと思います。数百キロの道を遠しと思わず、直ぐにでも行きたくなります。