塩尻から松本にかけては、国の重要文化財に指定された素晴らしい大農家が点在する。しかも、その地理的密度たるや、信州の他のどの地域よりも高いと感じられる。
島崎邸へのアプローチ。塀に囲まれた内庭の外側には、見事に刈り込まれた庭木が並ぶ。
こちらの島崎邸はロードマップに出ていたから、なんとか辿りついたが、ごく近くに行くまで看板一つ出ていない。それは、先日にアップした堀内邸も同じ。どことなく、名所旧跡廻りの客を避ける風を感じた。道の曲がり具合や、地勢をよく眺めないと、県道からでさえも行き着くのは難しい。
それでも館の前に立ち、辺りを眺め、この環境まで含めた豪農の館を維持することの大変さに想い至れば、その文化を保存する行為に頭が下がる。
島崎邸正面。端正な姿である。表庭と、主庭を玄関脇からの庭に突き出す壁で隔てるのは、どうやらこの地の伝統のようだ。
身分の高い客を迎える、専用の玄関。いったい、何年に一度、使われたのだろう。
こちらは、日常的な用のための玄関。建物の材として珍重されるのは柾目だが、それだけが材ではなかろう。キチンと手入れをして、それでも厳しくなれば使いまわす、それはそれでの味わいが出てくる感じた。
座敷の前の内庭は公開されていないのだが、塀のところから、透き見させていただいた。
島崎邸へのアプローチ。塀に囲まれた内庭の外側には、見事に刈り込まれた庭木が並ぶ。
こちらの島崎邸はロードマップに出ていたから、なんとか辿りついたが、ごく近くに行くまで看板一つ出ていない。それは、先日にアップした堀内邸も同じ。どことなく、名所旧跡廻りの客を避ける風を感じた。道の曲がり具合や、地勢をよく眺めないと、県道からでさえも行き着くのは難しい。
それでも館の前に立ち、辺りを眺め、この環境まで含めた豪農の館を維持することの大変さに想い至れば、その文化を保存する行為に頭が下がる。
島崎邸正面。端正な姿である。表庭と、主庭を玄関脇からの庭に突き出す壁で隔てるのは、どうやらこの地の伝統のようだ。
身分の高い客を迎える、専用の玄関。いったい、何年に一度、使われたのだろう。
こちらは、日常的な用のための玄関。建物の材として珍重されるのは柾目だが、それだけが材ではなかろう。キチンと手入れをして、それでも厳しくなれば使いまわす、それはそれでの味わいが出てくる感じた。
座敷の前の内庭は公開されていないのだが、塀のところから、透き見させていただいた。
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