蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

栄寿司 小吉  富山市

2010-05-16 13:46:11 | 寿司
能登半島の先端近くから富山市まで戻ってくると、8時も過ぎていた。宿に荷物を置き、疲労困憊、喉カラカラの状態で予約した栄寿司をめざす。


たまたま空いていたので、連れとカウンターに陣取る。生ビールを頼めば、赤身のやまかけが出てくる。


疲れていて酸味の効いたものが欲しい。ラッキョウづけはお手製とみた。


ひどく喉が渇いているので、生ビールは一杯では終わらない。それでお寿司にいく前に、もう一品ブリ大根を注文した。ご主人はブリ大根を冷蔵庫からとりだして、そのままさっと出してくる。なんと2日間もに煮こんであるそうで、非常に透明感のある味になっており、冷たくても違和感を感じない。ブリの骨は噛みきれるほどに柔らかい。


お寿司は、氷見であがった鯛から始まった。これは堪らないと立山を冷酒でお願いした。


カワハギのキモの鮮度がなんとも素晴らしかった。


この辺りからかなりお酒がまわってきて、記憶が不確かになる。エンガワにサヨリと聞いた覚えがあるのだが、写真をみるとちょっと違う感じがする。


ここでご主人は手を止めて、なにかリクエストありますかと聞く。昆布締めをお願いすると、見事なヒラメが出てきた。感激のあまり、写真はブレブレ。


甘みの濃いガスエビ。富山では別な呼び方をすると聞いたのだが、もはや記憶にない。


氷見のブリにカイ。どちらも旨みが凝縮している。




ホタルイカも白エビも富山が本場。東京では考えられない鮮度。


すべてご主人が処理されたと聞いた覚えがあるマス。そういえばマス寿司の弁当も富山の名物だが、とても較べものにならない脂の乗ったマスである。


最後はイカスミの巻物。とても深みのある味になっている。


これだけ食べて、ビールも日本酒も飲んで二人で11,000円は破格だ。本当にご馳走様でした。
お店は富山駅から歩いて5,6分。第一ホテルの脇の路地にある。