ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

お伊勢参り――早朝参拝

2009-06-19 | なんとなく民俗学?
神宮会館の宿泊客になると、早朝参拝というプログラム?に参加できる。

参加しないでか!?

でも・・・早朝6時半の出発?

起きられるかどうか、すこ~し、不安だけど、
本堂で勤行させられる、
いや、
希望者は勤行に参加できる 本山の宿坊よりも
ナンボかマシ?(笑)

ということで、姉とふたりで参加。







工事中の宇治橋。






前夜の激しい雨は しとやかな小雨になり、
神宮会館と書かれた傘を借りて出発したが、
やがて雨も止んでくれた。

同じくらいの時刻に
会館を出て 「自主早朝参拝」に出かける人たちの姿もあった。



けれど、私たちは 伊勢神宮初心者。

(私はウン十年ぶりの二度目、姉は始めて。)

若い男性職員(たぶん)に 
歩きながら 説明を聞けるのは
とてもありがたい。

早朝参拝のグループは 20人ほどもおり、
(意外と若い人も多かった!)

その人数でぞろぞろと歩くので
早く歩かれると辛い姉と私にも
無理なく ついて歩く事ができた。







滅多に見られない、横からの宇治橋。

私たちって、ラッキー?(苦笑)






伊勢神宮には 式年遷宮という習慣がある。

要するに、神社のお引越し。

社殿が建ってるその脇に 次に建て替えるための土地があって、
20年ごとに そちらに新築してお引越しするのだ。

これによって 

山を育てる、材木を調達する、運ぶ、
道具をそろえる、基礎工事をする、
その前後の神事を執り行う、
といった事も含めて、

神宮の建築に関する知識や文化が
信じられない位 長い、長い間
(2千年だってよ、2千年!)
無理なく継承されてきたわけだ。

たぶん。



で、私たちが行った今回は、
宇治橋の架け替え工事中だった、というわけ。







五十鈴川は 前夜来の雨で 少々濁っていたが それでもキレイ!

御手洗場では 水鳥が朝ごはんを探していた。

チャパチャパと 軽く水に手をつけて、ミソギのつもり(笑)。

いざ、内宮(皇大神宮)をご参拝!







内宮にも居る、鶏さん。 
もしかして、「四月階段・お伊勢参り 其の四」にも出演してた?






最近、テレビで 女性の占い師が
「女は 神社でお参りする時に 
 音をたてて拍手を打っちゃダメなのよ。」
というような発言をしたらしく、
質問が増えているけれど、
女性でも 普通にパンパンと 音を立ててお参りください。

と説明があった。







小雨の降る、あるいは 朝もやにけぶる内宮、いい雰囲気!






さて、ここで。 

姉と私の参拝の仕方は?

姉は 素直に、
教えられたとおりの 
二礼・二拍手・一礼(だったかな? 汗)で。

ペチョペチョとしか鳴らないのがカナシイ。

私は、「仏教徒デス」というわけで、合掌のみ。

そして、子どもの頃から、私たち姉妹は、
どこの神社・寺院にお参りしても、
賽銭箱に、お賽銭は 入れない。

(お賽銭は頂戴するもの? 微笑)







神楽殿。 かな?(汗)






こうして内宮を歩いていると、
不純な欲望は
いつの間にか洗い流されていくようだ。

過日 タケシがTVで伊勢をお参りしていて
「個人の願い事なんか、どうでもよくなっちゃう。」
という事を話していたが、
その気持ちがよくわかる。

確かに、「ああしてください、こうしてください」という
神さまへの欲求は
何故だか 消えてなくなってしまっていた。

神は ただ そこにあるだけで 有難い。








社殿の建築は 
唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)とかいう様式。

掘っ建て柱に 萱の屋根、
左右に千木(ちぎ)、棟の上に鰹木(かつおぎ)。

早い話が、
国技館の土俵の上にぶら下がってる屋根、あれよ!(笑)



御正殿の屋根は ひときわ凛々しく、美しかった。

(じゃあ、何故、写真を撮って来なかったの? 涙)

でも 御正宮前の石段で
案内してくれた人に写真を撮ってもらった♪

地味な姉と、派手めな妹のツーショットだった(笑)。







踏まぬ石。 どうすれば「天」と読めるのか? 昔の人は頭イイ?






おはらい町を通りながら 神宮会館に帰着したのは、
8時過ぎ。

お腹、空いたよ~。



朝ごはんには 期待していなかったが、
これが、意外と豪華!

豪華と言っても、和食だから、
こってりしているわけじゃないし、
どれも美味しい。

写真を撮るのも忘れて食べてたみたい(汗)。

ああ、お腹、いっぱい!

あー、シアワセ。(爆)






広々とした和室に泊まって、ひとり1万、とんで5百円。

ビール代 : 姉―600円、私―300円。(笑)

神宮の宿坊も、なかなか いいんでないかい?(笑)



記録してないのが残念だが、この時点で、
およそ9000歩強!(苦笑)



5 コメント

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きょうは治療院めぐりをして来ました (ジョルジュ)
2009-06-19 23:00:29
arfaさん、
神宮会館、オススメです! 
サービスはホテルには劣る、という人も(クチコミ欄で)いましたが 私には充分快適でした。
何しろ、お値段が魅力的でしょう?(笑)
そして何しろ このノーテンキなジョルジュは 自分ががん患者であることを 普段はほとんど忘れきっております!(爆)
ただ 素直に 自分の感性で ものごとを感じとりたい、
誰の意見にも左右されずに好き嫌いを決めたい、
なるべく無用の我慢はしないで生きてゆきたい、
などと思っております。
そして 自分の生まれ育った環境は 変える事はできません。
多分に影響を受けてきたのだから、それもまた面白いのではないかな、と考えております。
在家(出家に対する言葉です)の人にはできない経験を いっぱいしてきました。
これって 超ラッキーな事ですよね?(笑)


結さん、
「熱い」と言われたお茶も 飲んでみなくてはわからない、
お伊勢さまも 行って見なくちゃわかりません、
ぜひ一度 ご主人とお出かけくださいませ♡
ゆったりとした計画にすれば 貧血をおこしそうになっても
歩ききれるのではないかと思いますデスよ。
東北の歴史、しかも仏教の、となったら 会津の法相宗の僧侶関係が思い浮かびますが、
まずは平泉でしょう。
私はまだ 中尊寺も毛越寺も行った事がないんです(涙)。
歴史好きの女性を 最近は「歴女」などと呼ぶそうですが、
「天地人」で中高年に今年人気の越後上杉・直江兼続関連の史跡も面白そうです。
ただ 私は やはり宗教的なものには興味がありますので 戦国武将だけでは魅かれませんな。
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ありがと~! ()
2009-06-19 20:41:46
ジョルジュさん、今度は右京さんの所のお伊勢参りの記事全部に、ちゃんと、たどり着けましたぁ。
右京さんのところにお邪魔したら、感じる写真が二枚ほどあって・・・お参りに行ったらワタシは貧血起こすかも(笑

筋肉質の雄鶏さん(雄鶏さんが気に入ったワタシ)や工事の進む宇治橋や。。。文章も楽しいけれど、写真を見るのも楽しいですね。
こうしてちょっと違う季節や、同じ場所を違う方が旅している旅行記を読ませていただくのは、楽しいです。
朝もやの内宮も五十鈴川も趣があって、良い日に恵まれたのですね。
もしかしたら伊勢神宮は、晴れても雨が降っても心が満たされる場所なのかも。。。

無理なく歩けたという一文に、励まされる私です。

ところで。。ジョルジュさんの思い描く東北の歴史ある町はどこなのでしょう?
あちこち行ったけど、ココぞ!と言うところは会津くらいしか思いつけないワタシです。
平泉?米沢?小岩井牧場(笑・・
ダメだ~凹
ご案内しますって、到底言えません凹
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Unknown (arfa)
2009-06-19 10:58:07
読み返してみると、お気持ちを無理やり引っ掻き回しているようで、削除したくなってしまいました。そうだったら、ごめんね、こちらから削除はできないんだよね。
拍手ひとつとっても、やっぱり私にはうかがい知れない信仰心というのがバックボーンにあるのかもしれませんね。
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Unknown (arfa)
2009-06-19 10:44:15
ジョルジュさんは、乳がんをおやりになり、ほぼ良くなった状態なんですが、一生の中でそういう大きな転機みたいなものをみたら人はどうなるんだろうか、そういう時に、いろいろ展示会やお伊勢さんとかにお出かけになり、忙しい日常生活から離れたときには、いったい何を感じておられるのか?身もだえするような不安な夜もあるのだろうに、朝もやの内宮の雰囲気に酔っていらっしゃる。男のarfaなら、汚いどろどろしたものを吐き出しかねないのにと驚きます。
おだやかな記事群にはアンチテーゼみたいなものが含まれてるのかしら?と拝見してて時々思うことがあります。
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Unknown (arfa)
2009-06-19 07:53:10
このような宿があるとは知りませんでした。一見近郊に住まいしてる者には用はなさそうですが、案内付きなのがなかなか魅力的なお泊りです。第一は、人ごみを避けた早朝におまいりできるのが、魅力的です。人気のない朝もやの内宮の写真など、普通では撮れませんよ。お伊勢参り計画の大ヒットじゃないでしょうか!
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