ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

寒くなると

2005-01-30 | 乳がん
ブロッコリーの収穫が済んだ後の畑。
太い茎。
きっとこの茎の頂には
緑の小宇宙のようなブロッコリーを
重たげに載せていたに違いない。


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それまでなんとか頑張ってこれた2003年の冬も
寒くなったら、もう、からっきし。



朝は 月が輝き、星が瞬いている時間に起き出し、
6時前に家を出て
車のライトを点けて 駅まで夜間走行。
ホットフラッシュがくると 
ママの座る運転席の辺りだけ 窓が曇る。

愛犬の散歩も 土手の上というのは
風を遮るものが なにもない。
洗濯物は あまり早い時間に干すと
凍ってしまい、一日かけてそれが融ける。



毎日のリズムが 狂う。
なにより 寒いと 身体が動かない。
心も 動こうとしない。

仕事で疲れているであろう亭主を
隣のベッドから 揺すって起こす日々に舞い戻り。
そのくせ 目覚めた後にはお決まりの
ホットフラッシュがくるので 眠れない。



寒い。
心が暗くなる。
寒い。
暖かい所から 出たくない。

私の生活のスペースは 
畳2~3畳のホット・カーペットの上だけになった。

洗濯物を干す仕事は 亭主に返した。
台所にいる時間も 短い。
ガーデニングは・・・。



その年の春の 何もない庭の寂しさを思い出し、
あんな春は もうたくさん、と思う。
チューリップの球根を
寒さと うつうつとした気分に耐えながら
ようやく植え付けた。

去年のように 風邪を引いて寝込む事がないように。
毎日ちゃんと 食事の支度ができるように。

それ以外は なんにもしたくない。
毎日ホットカーペットの上で、ごろごろ。



これは、いま現在も 似たようなもの。
けれど 去年より 寒いと思うのに、
去年より 身体が動いている。

子ども達との 朝のドライブは 
6時半ぐらいになったし。
たまに 窓ガラスは 曇るけど、
なんとか今でも起きて送っていける。

愛犬の散歩は 距離はごく短いながら
時間も 暖かくなるのを待って
なんとか 出かけている。
時には デジカメを お供に。

洗濯物は その後に干す。
亭主は洗濯物が干せなくてかわいそう。

ホットカーペットは 私の巣。
何が悪い?

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