ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

『世界の中心で、愛をさけぶ』

2004-06-22 | マンガ
今朝、起き抜けに、本を一冊読んでしまいました。
それが、『世界の中心で、愛・・・』です。
といっても、コミックでした。
(原作・片山恭一、作画・一井かずみ、小学館、2004年5月20日、476円)
・・・わたしのプロフィールのなかの、
「読書人」の前に、「エセ」と付けて読んでください。
似非。
似て非なるもの。
便利な言葉がありますね。

なんと、泣きました。 
涙が 出ました。 
泣いたのは、実に、久しぶりです。 
泣きたくても、ずっと 泣けなかったのに。
感性が、鈍くなってるんだと思います。
笑いたいのに、声を上げて笑えない。泣きたいのに、涙がでない。
きっと、怒りの感情も、ずっと 押し殺してきたんだ、私。

楽観的な悲観主義者。
最初から、最悪の事を想定しておけば、
最大の悲劇、なんてことには ならなくてすむだろう、
という考え方。
(不思議と、癌とわかったときは、そうはしなかったけれど。)

泣くって、気持ちがいい。
オナミダチョーダイものだと、
残念ながら、こうはならないことが多いんだけど。
ああ、もっと泣きたい。
どうやったら、泣けるかな。

この本の中の、どこで泣いたんだったかな?
多分、その中のひとつは、
祖父が、朔太郎を信用して、お金を貸してくれる所。
こんなところで、ウルウルくる人って、少ないんじゃないかと思う。
それから、
「僕達に必要だったのは、どこかにあるはずの希望だった」
というフレーズに、ちょっと、惹かれた。
本物のほうを、読んでみようかな。
あと、ジャーナリスト・橋田が書いた、
『イラクの中心で、バカ・・・』も、読んでみたい。読みきれないよ~。

かくして、マンガを、これからも愛読するワタクシ。