心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

今日という日

2015年03月11日 | ほんのすこし
あの日から 4年目。
それが今日、なのに なんて天気になったのだろう・・・荒れ狂う空と地面を這うように横殴りの雪が叩きつける。久々にすごい天気になった。
忘れないで・・・と 空が言ったか、地は揺れて あのときの思いはどこへ行ったのだと問うのか。

窓の外を吹きつける雪の流れを見ながら 今日行くべき場所を思った。
友人が教えてくれた。3・11の集会。午後2時開催だという。この状態で開催されるのか?不安がよぎる。
荒れ模様の天気だが、時折緩む時があり、それを見ては 行こう!と思っていた。

午後1時半。目的地までは十分時間がある。
でも この荒れ方だったら 市街地を通った方が風をよけることができるのではないか?と思って、遠回りをした。だが、案に相違して 状況は悪かった。遅々として進まぬ車の列。途中からいつもの道に戻ってみた。
前が見えないほどの道を少しずつ進むが 前の道よりはずっといい。目的地までかなりの時間をかけて到着した。

そこは オナリ座。元映画館。そこを改修して今は週末だけ映画上映し、平日は貸している。今日はそこで3・11集会が行われた。あの悪天候のなか 臨時駐車場で誘導していたのは見知った方だった。頭の下がる思い。

原発のDVDを見てから 避難区域の方の講演を聴くという予定だったが、その方が来る途中で通行止めに遭うというアクシデント。イベントの内容は大きく修正された。
色々な団体からの報告が済み、その後でPM2:46 会場全員で黙とう。
その後 DVDを観賞した。

知らなかったことばかり。新聞を読んだりしていても わたしの頭の中にはこれほど残っていなかった。自分に現実のものとして受け止めるだけの気持ちがなかったのだと再認識した。いかに自分が甘ちゃんか いかに自分がぬるま湯に浸かっているのかを突き付けられた気がした。
原発再稼働って・・・あり得なくない?こんなに苦しんでいる人がいるのに。また同じ繰り返しをする?
科学の進歩は想像以上に早くて ありえないことが実現したりしている。原発に代わるエネルギーが もっとエコなエネルギーが出てくることだって早くあるかもしれない。原発にかけた費用が莫大なものであったとしても未来の安全が保障されることはその何倍もの値打ちがあると思う。

わたしの人生はせいぜい後○○年だ。だが、子供たちや孫世代は生き伸びねばならない。安心して暮らせる世界であるために 今を還りみることが大事だと思う。
わたしにとって 今日という日が深く心に残ったことはいうまでもない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿