心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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だんだん弱くなって

2016年07月05日 | 母のこと
最近というか昨年の暮れからずっと母は調子が良くない。
少し痛みが回復したかと思えば次の日にはまたぶり返す。特に、最近は歩行も手を使うのもだんだんとひどさが増してきているようだ。
少し良くなるので、期待してしまうのかもしれない。
良くなればなったでやりたかったことをちょこっとでもやってしまう。すると次の日に必ずどこかに支障がでてしまう。

今日も辛そうだった。
今まで右手に痛みが出ていたので、かばうように左手を多く使っていたみたいで、それが今日は左手にも痛みが出ているようだ。
連絡もなかったが、午前中に行ったらベッドにいたので
「痛いの?」と聞いたら、そう答えた。
そして
「原因はわかってる」という。なんでも昨日わたしが帰った後で、縁側のフローリングのところを少し綺麗にしたらしい。両手を使ってやったから、そのせいだと思うと。
「でもほんのちょこっとやっただけなんだよ。本当に少しだけ、それがこうなるんだものなあ」
もうがっかりもいいところで悔しさがにじみ出ていた。

しばらく話を聞きながら、台所で食事の支度をする。
沢山話したら少しせいせいしたのか、機嫌が良くなった。
でも昼食の後しばらくテレビを見ていたが、やはり痛みがあるようでベッドに横になってもらった。
しばらくすると、スースーという寝息が聞こえた。
少し眠ってくれたほうが安心する。
でも母は、寝てばかりいると筋肉もつかないし、このまま動けなくなるのではないかという不安でいっぱいのようだ。

眠りを妨げないように静かに戻ってきた。今日は予約した美容院がこれからある。終わった後でまた寄るからと話したので待っているだろう。
目覚めたあと、どんな感じになっているか、良くなっていたり悪くなっていたり、こればかりは予想がつかないようだ。

だんだん弱くなっているなあ。
母の心配は、自分がこんなにだめになっているのにもう少しで来る孫の世話をしたり食事の準備をしたり、母の世話をしたりと行ったり来たりすると私の体がだめになるかもしれないということだった。大丈夫だからと言っても、そうかあ? と信用していない顔をする。
自分がもっと丈夫だったらいいのに、という悔しさがそこにはにじんでいる気がした。

※※※

昨年、小さなバラの鉢を母へのプレゼントに買ってきた。それを庭に地植えした母。
ユキコという名前のバラ、今咲き始めている。その花が咲いているのすら見に行くことができずにいる。見たいだろうに・・・

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