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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

桃太郎 @愛知県犬山市

2021年10月07日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県犬山市の桃太郎神社向かいにある土産物屋兼食堂の「桃太郎」へ。かつて昭和の観光地にはどこにでもあったような店先には土産物が並び、その奥が食堂になっている店。土産物屋「犬山物産」としての創業は100年以上になるのだとか。土産物は昭和に仕入れたまま?というような(笑)古い物(”ファンシーグッズ”!とか)も置いてあった。奥は沢山のテーブル席が並び、壁に品札が掛けられている懐かしい雰囲気。木曽川側にはテラス席も設けてあった。主人は調理場に、給仕は女性が3人も居る。テーブル席に腰掛けると「バシッ」という音。何事かと振り返ると給仕女性がハエたたきを使っていた。久しぶりに見たなァ、ハエたたき(笑)。コロナ禍で入口が開け放してあるので大変だろう。犬山に多い菜飯田楽の他、中華そばやきしめん、洋食に丼物もある。注文したのは「カツ丼」。

調理場の様子は見えないが、しばらくして盆にのった蓋付きの丼で「カツ丼」が運ばれた。たくあんと白菜漬けが付いている。犬山といえばどういう訳か”目玉のせカツ丼”を出す店がいくつもある。こんな場所にある食堂は古いだろうからひょっとしてここも、と思いながら蓋を取ると…、目玉タイプではなかった。多分カツは煮込まず、揚げたカツの上からつゆでとじた玉子をのせた後のせタイプ。東海地方の古い食堂に多いタイプだ。隙間なく一面に広がったとじ玉子は色艶も良く、とろとろ加減が最高。早速箸を付けていく。少し甘味があってしっかりめの味付け。これは旨い。カツ丼にはこの位の方が好きだし、自分好みの長ネギを使ってあるのもいい。ご飯、カツ、とじ玉子のバランスも良く、丼を下ろす暇もなく、一気にいただいた。俄然、他の品も気になってきた。(勘定は¥880)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 「桃太郎神社」。岐阜県中津川市出身のコンクリート像作家、浅野祥雲作の像が建ち並ぶシュールな境内。像のペンキが塗り替えられたかな。

↓ 木曽川に架かり、愛知県と岐阜県を繋ぐ三連トラス鉄橋「犬山橋」(大正14年・1925・建造)。錆びが酷かったのでやっと塗り替えられたかと思ったら綺麗になったのは愛知県側の一連だけだった。

 


 

 

御食事・喫茶 レストラン桃太郎

愛知県犬山市栗栖古屋敷14-3

 

( 犬山 いぬやま ももたろう レストラン桃太郎 レストランももたろう 田楽 でんがく おでん 洋食 食堂 大衆食堂 麺類食堂 おみやげ 近代化遺産 )

コメント (4)
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パンの聖蘭光 @岐阜県各務原市

2021年10月06日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の清住町にあるパン屋「聖蘭光」へ。店は工業団地や住宅団地の近くだが、幹線道路からは外れているのであまり目立たない場所にある。正直、知らないとこの辺りにパン屋があるとは思えないようなところ。店に入って初めて知ったがもう30年もやっているのだとか。大きくない売り場には沢山の惣菜パン、菓子パン、そしてサンドイッチにフルーツサンドまで並べてあった。種類が多いなァ。店内には小さい子供達や家族連れの客が入れ替わり立ち替わり入ってきていた。昼食代わりのパンをトレイにのせていく。購入したのは「やきそばドッグ」「タルタルチキン」「じゃがまるパン」「フィッシュバーガー」。安いのと、腹が減っていたのでついつい沢山買ってしまった。おまけに「ウグイスパン」までおまけに貰ってしまった。帰り道にコンビニに寄ってコーヒーを買い、車の中でいくつかに口を付ける。

「やきそばドッグ」は白くて軟らかいコッペパンにたっぷりの焼きそばが詰まっている。ベースにマヨネーズも塗ってあるかな。ガブッとやって熱いコーヒーを啜る。旨い。「タルタルチキン」はこれも軟らかいパンにチキンカツ、千切りキャベツ、タルタルソースという間違いのない組み合わせ。表面にチーズが使ってあるかな。「じゃがまるパン」はこちらの名物だそう。NHKの朝のテレビ小説「半分、青い。」の劇中に出てきたこともあるのだとか。これも軟らかく丸いパンの中にポテトサラダが入っていて、パンと中身のバランスもいい。もうこの辺りで腹は膨れてきた。帰って時間を置いてから食べた「フィッシュバーガー」は大きめの軟らかいバンズにフィッシュフライ、千切りキャベツ、タルタルソース。フライの味はあれだけれど、やっぱりこの軟らかいパン(バンズ)がいい。次は菓子パンやサンドイッチも買ってみよう。(勘定は¥820程)

 

パンの聖蘭光

岐阜県各務原市蘇原清住町6-1-1

 

( 各務原 かかみがはら かがみはら パンのせいらんこう せいらんこう パン ベーカリー 手作りパン 持ち帰り テイクアウト )

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旭川らーめん @岐阜県関市

2021年10月05日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の星ヶ丘にあるラーメン屋「旭川らーめん」(屋号に”かかし”と付くらしいが記述どこにも見当たらず)。この店には大昔の旧店舗の頃に1度、この建物になってからも1度入ったことがある(はず)。もちろん当時の味はほとんど覚えていない。古い店の頃から「関牛乳」(低温殺菌していて濃厚な味が人気の関市の牛乳会社)を使っていたかどうかは覚えがないが、その頃から”牛乳ラーメン”がメニューにあったと記憶する。久しぶりに入ってみることに。昼時に店に到着すると店の周りの駐車場は満車。裏にある第2駐車場に車を停めて店内へ。もちろんほぼ満席の盛況ぶり。働いている男性客ばかり。壁に向かったテーブル席に案内されメニューを眺める。屋号は”旭川ラーメン”だが、メニューの先頭は醤油ではなく味噌ラーメン。「味噌牛乳ラーメン」と「どてめし・小」をお願いした。

しばらくしてまず「どてめし」が到着。牛すじ肉と小さく四角に切られたこんにゃく、刻みネギが具材。小さい飯碗のごはんの上からかけてある。国産すじ肉を使用としてあった。しっかりと煮込まれた味噌の濃い色合い。味付けもしっかりめ。どて(牛すじ肉)はちゃんと食感が残っていていい感じ。旨い。途中で「味噌牛乳ラーメン」が登場。水面には小さいチャーシュー、キクラゲ、もやし、刻みネギがのる。まずはスープをひと口。脂が表面を覆っていてこってり熱々。辛味は粉唐辛子かな。少しとろみさえ感じるスープはまるで豚骨スープを飲んでいるよう。「いや味噌プラス牛乳だから」と頭では分かっているのだがそう感じてしまう不思議。面白い。スープの下から麺を手繰りだす。黄色くて縮れの入った中太麺。まるで”札幌”的。麺を食べ終わっても、もう少しもう少しとスープが減っていき、ほとんど飲んでしまうところだった。旨かった。「牛乳バジルラーメン」なんてのもあった。次はそれを食べてみるか。(勘定は¥1,300程)

 

旭川らーめん 

岐阜県関市星ケ丘10-20

 

( 関 せき 旭川らーめんかかし かかし 旭川ラーメン みそラーメン しおラーメン どて どて煮 どてみそ 牛乳ラーメン )

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Down And Out Blues / Sonny Boy Williamson

2021年10月04日 | ブルーズ

Down And Out Blues / Sonny Boy Williamson (2010)

このブログで度々紹介している廉価レーベル「Not Now Music」。今回購入したのはブルース・ハープの名手、ソニー・ボーイ・ウイリアムソン(Sonny Boy Williamson)の2枚組CD。1枚目はチェス・レコーズ(正確には傘下のチェッカー)から1959年に発表された「Down And Out Blues」(ジャケ写真下)にボーナス・トラックを加えたもの。ただどういう意図なのかよく分からないが、1枚目はチェッカーから発売されたオリジナルとは曲順や一部の収録曲が変わっている。テイクとかが違うのかどうかもオリジナルを所有していないので分からないまま。

ソニー・ボーイといえば洒落た山高帽にブルース・ハープ(ハーモニカ)。のちのシカゴ・ブルースのブルース・ハープの典型となったブロウは跳ねるような躍動感のあるもの。もちろんヴォーカルの合間に入れられるのだが、あたかも別の人格が居てソニー・ボーイとデュエットで”歌っているよう”にも感じてカッコイイ。ちなみにファーストの演奏メンバーは、Robert Lockwood, Jr. (guitar)、Willie Dixon(bass)、Otis Spann(piano)、Fred Below (drums)。これにギターでMuddy WatersやJimmy Rogersが加わるというチェス・オールスターズ!。それぞれがレジェンドという泣く子も黙る凄い面子だ。 

2枚目はチェスに所属する前の「Trumpet」レーベルの頃のシングル集となっている。期間でいうと1951年~1954年位になるのかな。さすがに録音はシンプルで、きっとひとつの部屋で「せーの」で録音したのだろう素朴さというか泥臭さがある。音はダンゴだけれどそれだけにリアルな感じで、”ジュークジョイント”(南部の田舎の黒人たちが集った酒場)でのブルーズ演奏もこんなだったろうかと想像しながら聴くとワクワク。こっちでのハープはあくまでもソニー・ボーイと同一人格。ノリの良い曲調が多いのもいい感じ。

ネットにて購入(¥330)

  • Label ‏ : ‎ Not Now UK
  • ASIN ‏ : ‎ B003L0VJ4M
  • Disc ‏ : ‎ 2
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煮こみ屋 @岐阜県岐阜市

2021年10月03日 | 岐阜県(岐阜)

柳ヶ瀬商店街のアーケードの北側、若宮町にある「煮こみ屋」へ。以前、近くの「丸万」(閉店)に寄った時に前を通って昼営業していることを知った店。日を改めて昼食に寄ってみた。開け放した入口から中に入るとL字のカウンターのみで若い主人が1人でやっている。もちろん夜がメインの呑み屋だろうと思っていたが、リンク先を見ると夜の営業は週末だけのようす(→酒は置いてある)。こちらの名物は「牛すじ煮こみ」。それを丼にした「牛すじ煮こみ丼(並)」をお願いする。氷入りの冷たいお茶が用意された。”カレーに煮こみによく合います”とポップに書かれた「醍醐卵」とやらがカウンター上にあったのでこれも1つもらってみた。丼のご飯の上にキャベツを置いて、上に大鍋からすくった牛すじ煮こみがかけられて、刻みネギを散らして渡された。

早速いただいていく。牛すじ煮こみはもちろん赤味噌なので色濃いが、見た目よりもあっさりとした味わい。つゆもさらっとした口当たりだ。しっかりと煮込まれていて旨い。ただカットしてあるキャベツが芯に近い部位だし、冷たいので口に入れた時にちょっとバランスが悪いかな。つゆは多めなのでほとんどのご飯はつゆ色に染まっている。自分は丼物をいただくときに白いご飯が残っていてほしいクチなので、もう少しだけ控えめな量が良かったか(←贅沢言うな)。ほとんど雑炊のような感じになってしまったので卵を使うタイミングを逸した。仕方がないので中に割り入れてみた。もちろん更にマイルドに。後客は「牛すじ煮こみカレー」を注文していたが、この煮込みだったらカレーはもちろん旨いだろう。次はそれか、いや、夜に呑みに寄って煮こみで一杯やってみたいナ。(勘定は¥600)

 

岐阜 煮こみ屋

岐阜県岐阜市若宮町5-17 ニュー弥生ビル1F

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ にこみや 煮込み屋 牛すじ煮込 カレー 牛すじ煮こみカレー ランチ )

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天野屋 @名古屋市東区・葵

2021年10月02日 | 名古屋(東区・北区)

名古屋市葵の桜通沿いにある大型手芸専門店「大塚屋車道本店」の南口にあるたこ焼きの「天野屋」へ。車道駅方面から桜通を渡り、大きな大塚屋のビルの南側まで歩いて行った。店は小さなプレハブだが、中では3人も立ち働いている。扱う品は「たこ焼」の他、「お好み焼」と「みたらし(だんご)」。「たこ焼」の7個入をお願いした。しょうゆかソースか訊かれるので”しょうゆ”で。店の前が屋根付きのテラス席になっていてテーブルと椅子が並べてあるので、ここで食べる旨を告げると上からしょうゆが塗られて陶器の皿に盛ってくれた。

テーブル席に腰を下ろして爪楊枝でいただく。焼き立ての熱々を思い切って口の中へ。ハフハフ言って息を詰まらせながら味わう。外はカリッと焼かれていて、中にはネギ、紅生姜、そしてもちろんタコ。中はとろっとした感じで名古屋のたこ焼きで定番のキャベツは入っているのかどうかよく分からなかった。これも旨い。食べている間にも次から次へと客が来て持ち帰りの注文を入れている。一気呵成に7つを平らげた。以前はソース一辺倒だったのに、最近は醤油味ばっかりだ。次は「お好み焼」を。(勘定は¥320)

 

天野屋

愛知県名古屋市東区葵3-1-24

 

( 名古屋 なごや 大塚屋車道店 あまのや たこやき たこ焼き おこのみやき お好み焼き みたらし みたらしだんご テイクアウト 持ち帰り )

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開屋 @岐阜県岐阜市

2021年10月01日 | 岐阜県(岐阜)

以前に美殿町商店街の「三太郎」を訪れた時に、主人に「美殿屋漬物店」の主人が病気になって廃業されたことを聞いたのだが、その時に「開屋」(「三太郎」主人の本業・八百屋)にも「きゃらぶき」が売っていることを知った。ある8月の暑い日に母の買物に付き合った後、車で店に向かう。向かいのコイン・パーキングに車を停めて店へ。母はこの商店街はほとんど利用したことが無いらしい。一番奥が八百屋の「開屋」だ。他の客に氷をかいている主人に言って店内を見せてもらった。並ぶ品数は多くなく厳選してある感じ。冷蔵ケースの中に手造りの惣菜がいくつも並んでいた。どれも少量のパック。近所の人達がいくつもの種類を選びやすいようにしているんだろう。「きゃらぶき」と「もろこ(佃煮)」を購入した。

もちろんうだるような暑さの日だったので「三太郎」(写真上)でかき氷もいただく。先客が去った後だったので、時間がかかって客が多い時には出来ない時もあるという「すだち」をお願いした。問題なく注文が通る。確かに通常の種類よりも時間がかかって「おまちどうさま。」の声。取りに行くともうその時点ですだちの皮を擦り下ろしたばかりのような素晴らしい香り。少し緑がかったシロップには皮を擦っただろう粒も見える。ひと口食べてみると、サッパリ。もちろんシロップなので甘いのだが、爽やかで口当たり良く、滅法旨かった。

家に帰って「きゃらぶき」を食べてみる。どうしても「美殿屋」の物と比べてしまうので自分には少し軟らかめだが、優しい味付けで妻は気に入った様子。海津市産だという「もろこ」はふっくらと炊けていて旨い。自分は家で白飯はほとんど食べないのでお酒の供としてちびちびいただいた。(勘定は¥800程)

「三太郎」の以前の記事はこちら (1)(2)(3

 


 

↓ 大仏町の「正法寺」にある釈迦如来像(通称:岐阜大仏)。日本最大級の乾漆仏なのだとか。像高は13.63mとのこと。堂は寛政12年(1800)に完成し、像が完成したのは天保3年(1832)。堂の意匠が少し中国風なのが見て取れる。

 

 

↓ 「○○は高い所に昇る」という訳で(笑)、母と新市庁舎の展望室「つかさデッキ17」へ。思ったよりも広くないスペース。庁舎の北側、長良川と金華山が一望できる眺望は素晴らしい。

 


 

開屋

岐阜県岐阜市美殿町46

 

( 岐阜 ぎふ ひらきや ひらき屋 さんたろう 八百屋 かき氷 惣菜 そうざい 美殿町商店街 岐阜市役所 展望デッキ 日本三大大仏 )

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