One Love : Very Best of Bob Marley & The Wailers (2001)
何故今更ボブ・マーリー(Bob Marley & The Wailers)のベストか? オリジナル・アルバムはアナログ、CDでそれぞれ全部揃っているし(Island以前とJAD関連除く)、デラックス・エディションやボックス・セットまであるというのに…。中古CD屋へ行った時に特価ワゴンの中に入っていたこれを手に取って、つい買ってしまいました。ただただ、その後にドライヴに行く予定があったから、そのお伴にと…。安いとはいえ、こういう馬鹿な事やっているから収納スペースが無くなってしまうんだな…(反省)。で、このCD大したことないかと言うと、そうでもない。ベストとしては素晴しい選曲だし、「No Woman, No Cry」が名盤「Live!」収録のライヴ・ヴァージョンだったり、名曲「Redemption Song」がバンド・ヴァージョンだったりと、レアでは無いものの、微かな小技も効かせていて、曲順も時系列でなく、ランダムになっているので新鮮に聴く事が出来る。アート・ワークもかっこいい。ペットボトル1本分の値段で1時間ちょっと幸せに過ごせるとなったら、ワゴン・セール様様です。
特に近年の彼は神格化され、なんだかミュージシャンの枠を超え過ぎていて、ちょっと違う感じもするが、現在に至るまでの彼の音楽とメッセージの影響力を考えると仕方のない事かもしれない。ダンスホールやラヴァーズ・レゲエが流行した時期は少し軽視された事もあったっけ。ヘヴィーな内容の曲と純粋なラヴ・ソングがレゲエのリズムによって中和されて、ドライヴ中に聴いても重くなり過ぎないのもいい。今考えても79年に彼らが来日していたのは奇跡としかいいようがない。もちろんその頃はまだ小学生で彼らの音楽には出会っていなかったが、レコード・コレクターズ誌の特集や目撃者の証言によると彼の荷物の中や、バック・ステージはガンジャ(マリファナ)てんこ盛りだったそうだ(笑)。来日公演を体験した人が羨ましいなァ。TDKからその記念すべき来日公演の音源も国内CD化(レーベルがTDKって…。あれはどういう契約から発売されたものなのだろうか?)されていて所有しているが、あまりしっかり聴いていない。自分もそうだったと思うが、当時の日本のコンサートって必ず手拍子がつきもので、みんな必死に手拍子を合わせようとしていた覚えがある。レゲエにはどうしても違和感があってずっと聴いてられないんだよなぁ。でも久しぶりにもう一度ひっぱり出してじっくり聴いてみようっと。
中古店にて購入(¥140)
- CD (2001/8/13)
- Disc: 1
- Format: Import
- Label: Island
(ボブ・マーレー ボブ・マーリィー ボブ・マーレイ)