ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

七里庵 @名古屋市西区・枇杷島

2020年08月21日 | 名古屋(中村区・西区)

日曜は朝からやっている枇杷島(びわじま)の銭湯「白山温泉」でたっぷりと汗を流した後、自転車で美濃路(東海道の宮宿と中山道の垂井宿を結んだ脇街道)から北に入った住宅街の路地にある人気の蕎麦屋「七里庵」へ。長屋のような建物の一部が店舗になっている。店の横に自転車を停めて、先客に続いて呼ばれ中に入る。間口は狭く、奥にテーブル席が3つ、手前がカウンター席になっていてカウンターの端に案内された。コロナ禍対策で一応席は離して案内するようだが、後から客が次々とやってくると普通に隣にも案内していたし、そもそも狭い店で他のグループ客は入店して一斉にマスクを外してお喋りを始めるんだからあまり対策効果は期待出来ない。

それはさておき、何しろ銭湯で喉がカラカラなのでポットで出される冷たいお茶をグイっと飲み干す。サイコー。風味の強い蕎麦茶とかじゃないのもうれしい。最近はどこも食前に蕎麦茶を出すことが多いが、後で食べる蕎麦の邪魔になると思うのは自分だけかな。勝手に水をお代わりしつつ、多くない品書きから男性給仕に「ざる」と「えびの天盛」を注文した。カウンターの向こうのあまり広くない調理場で主人の調理が進んでいく。さすが人気店、続々と客がやってくるが、前は車がすれ違うのが大変なぐらいの狭い道で、駐車場もあるにはあるが多くはないようなので、空きを待っている客も居る様子。

しばらくしてまず天ぷらが出された。隣の席の男性にも「とり天」が出されたが、この男性、全く箸をつけない。メインで頼んだ「味噌煮込」(←蕎麦だそう。次は是非食べてみたい)が出てくるまで待っているようだ。案の定、それが届くと一緒に並べてスマホで写真を撮り始めた。写真の為なのか、ただの猫舌なのか。自分なら天ぷらはまず出来たてを頬張るけどなァ…。

閑話休題。こちらの「えびの天盛」は、海老2尾、大葉、細切りの玉ねぎがカラッといい具合に揚がっている。ミルに入ったピンク色の岩塩を挽いていただく。「ざる」も出来上がった。つゆを先に啜ってみる。キリッとした辛汁。山葵と刻みネギが付いているが、ネギが白葱でなく細い薬味葱なのが珍しい。蕎麦を手繰る。福井県産の蕎麦粉十割だという蕎麦は張りが強く、かなり硬めの食感。しなやかさは無いのでのど越しは良くないが、十割蕎麦らしさはしっかり。こういう蕎麦は啜り辛いのでどうしてもモグモグという食べ方になってしまう。給仕男性にお願いした蕎麦湯は主人に通じていなかったらしく、箸を置いて待っていると主人から「蕎麦湯、もう出していいですか?」と尋ねられてしまった。次は「味噌煮込」を食べてみよう。(勘定は¥1,280)

↓ 日曜だけ朝からやっている銭湯「白山温泉」。サウナは使わなかったが、打たせ湯や薬風呂など設備も充実していて気持ち良かった。朝から銭湯っていい気分。コロナ感染再拡大でまた行けなくなったのが辛い。

↓ 「枇杷島スポーツセンター」近くにあったお屋敷(建築詳細不明)。塀に囲まれた広い敷地内には隅切り屋根の洋館も建っていた。

 

↓ こちらも大きな屋敷(建築詳細不明)。2階の窓が掃き出し窓位の高さがある家は時々目にするけれどどんな内装になっているんだろう。

 

 


 

手打そば 七里庵

愛知県名古屋市西区枇杷島3-19-11

 

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