ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

奈良屋本店 (3) @岐阜県岐阜市

2020年05月17日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ある祝日に岐阜市の創業天保元年(1830)という老舗「奈良屋本店」へ。現在は6代目とのこと。店に入るとその6代目が出ていらした。こちらの名物菓子「都鳥」と「雪たる満」は何度かいただいているので、未食の「かがり焼鮎」を目当てに入ったが、ショーケースに入っていたいくつかの生菓子の中から「松露」、それに籠の中に入っていた「さわらき(柚子入り)」〔ママ〕というのを購入してみた。「かがり焼鮎」は通常箱入りだが、小包装があったのでそれにしておいた。簡易包装にしてもらって家に持ち帰る。

「かがり焼鮎」(写真下)は文字通り鮎の形に焼いた焼菓子。素材は卵黄、寒梅粉、上用粉のみとシンプル。水も一滴も使用していないのだとか。薄紙で包まれた可愛らしい小鮎をつまんでいただくと、中は空洞になっていてカリッと砕ける。じんわりと優しい甘さがやってくる。これは食べ飽きないなァ。こちらの菓子はごくシンプルな物が多いが、しみじみと旨い。

HPより

「松露」はあんこ玉が白い砂糖の衣をまとっているごく小さな生菓子。あんこに砂糖とこちらもシンプル。あんこそのままという感じですごく甘いが、これが思いのほかイイ感じ。抹茶を点てれば良かったなァ…。「さわらき(さわらぎ)」は薄焼きの最中種で柚子餡を挟んである菓子。色砂糖で絵柄が書かれていたが食べたら何だったか忘れてしまった。こんなものもこちらで、と思ったら裏に京都の「鶴正庵」製と書かれていた。調べてみると製造卸の会社だとか。あらら京都の菓子だったか。(勘定は¥500程)

以前の記事はこちらこちら

 

 

御菓子司 奈良屋本店

岐阜県岐阜市今小町18

 

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