ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

幸壽司 @愛知県刈谷市

2024年01月04日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県刈谷市に訪れた際に昼食に寄ったのは東陽町の鮨屋「幸寿司」。昭和29年(1954)の創業だそう。駅から歩いたが、金木犀の香りが漂ういい季節になった(訪問10月)。店構えは大きく、見るからに”町の寿司屋”という感じではない高級感が漂っている。大通りに面している入口から暖簾をくぐって中に入るとアプローチがあり、予約をしていなかったので尋ねるとテーブル席に案内された。カウンターで”お好み”をいただこうと思っていたんだけれど昼は通していないのかも。”お決まり”の中から「上寿司」と「燗のお酒(七笑)」をお願いした。格子の向こうに何人もの職人が見えるが、握り手の手元までは見えないので面白さは半減。

まずは九谷焼のような徳利と猪口で「燗のお酒」とたまり醤油が用意され、後から「上寿司」が運ばれた。吸物付き。握りのタネは鮪、鯛、海老、烏賊、帆立、いくら、穴子、それに鉄火巻とかっぱ巻。鮪は赤身だが包丁が入れてあり、帆立は炙って海苔が挟んである。穴子に塗られた煮切りは色が薄いので白醤油とかを使っているかな。どれも端正な姿の握り。海老も冷たくなくいい感じ。こういう握りにたまり醤油っていうのは最近では珍しいけれど、醤油の醸造元が多い三河地方だから昔からこうなんだろうナ。食後は大将手作りという「ほうじ茶を使った蒸し羊羹・さつまいも入り・赤ワイン煮」が出た。言わずともちゃんとお茶も熱いのに差し替えてくれ、美味しくいただいた。次は是非カウンターで。(勘定は¥4,000程)

 

 


 

↓ 店のすぐ前にある「トヨタ紡織株式会社」の敷地内にある煉瓦の建物「トヨタ紡織歴史未来館」(大正12年・1923・建造、移築復元)。前身のの「豊田紡織刈谷試験工場」時代の建物を移築復元して歴史展示を公開しているのだとか。建物から出てきた方が教えてくれたが、残念ながら見学には予約が必要とのこと。

 

 

 


 

 

幸壽司 (幸寿司本店)

愛知県刈谷市東陽町2-22

 

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