ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

満津田食堂 @長野県飯田市

2023年07月19日 | 長野県

長野県飯田市内を散策。登録有形文化財に指定されている学校校舎を歩いて見て周った後に訪れたのは、主税町(ちからまち)にある食事処「満津田(まつだ)」。創業が明治20年(1887)で現在5代目だという長い歴史がある店だ。定食や丼物の他に鯉料理や馬刺し、蜂の子など飯田の名物料理を扱っていて、外壁にも”名物・鯉めし”とある。店先のショーケースにもサンプルがいくつも並んでいた。勇んで暖簾をくぐり中へ。開店してすぐの時間だったが先客はもう5組も。テーブル席の他に小上がり席もあり、2階にも座敷があるようだ。もうビール瓶を立てている客も(いいなァ…)。

こちらでの食事をメインにするつもりだったので、定食の欄から一番上に記載されている沢山の飯田名物(馬刺、鯉甘煮、蜂の子、山菜、野沢菜)を盛り込んだ「伊那香定食」を注文。しかし給仕の女性曰く、定食の中の「鯉甘煮」が予約だそうで、それを他の品に変えれば出来るとの返事。しまった…下調べして予約を入れておくんだった…。それが食べたかったので急遽方針を変更して「馬刺定食」をお願いした。地元客に運ばれる定食のフライ物が大きい。あれもいいなァ…。

しばらくして「馬刺定食」が登場。馬刺しは平皿に赤身が15切れ程も並んでいる。付け合わせはスライスした玉ねぎにパセリ。この他になめこと豆腐の入った信州味噌の味噌汁、飯碗に多めのご飯が付く。馬刺しをたれにつけていただく。旨い。たれは酸味がありスッキリとした味わい。すり生姜が付いているのでそれをつけたり、たれに溶かしたりしていただいていく。玉ねぎのスライスがよく合っていい感じ。ただ、旨いがさすがに一本調子で飽きてくる。それに馬刺しがご飯に合うかというと(酒呑みには)…ちょっと微妙。ここに泊まって単品を色々頼んで酒をやりたいところ(笑)。次に機会があったら是非予約を忘れないようにしよう。(勘定は¥1,350)

 

 


 

↓ 交差点に立った時からもう佇まいが素晴らしい「飯田市立追手町小学校(旧・飯田尋常高等小学校)」(昭和4年・1929・建造)。現役の学校校舎だ。コンクリート校舎は一区画を占めていて重厚。区画の両側に設けられた入口もかっこいい(現在使っている入口は東側のみの様子)。南に下っていく木々に覆われた坂道があるのだが、そこも素晴らしい雰囲気。

 

 

 

 

 

 

 

↓ 裏手のグラウンドに出ると、その先に「追手町小学校講堂(旧・講堂兼体操場)」(昭和6年・1931・建造)があった。格天井の板張りでこちらも現役の素敵な建物だ。

 

↓ 校舎の道を挟んだ向かいにある「飯田市立中央図書館」の敷地にあるのは「飯田城桜丸御門(通称:赤門)」(宝暦4年・1754・建造)。塀の内側には図書館の古い門柱(写真下4枚目)や井戸の跡(写真下5枚目)も残っていた。

 

 

 


 

 

満津田食堂 (お食事処 満津田)

長野県飯田市主税町1

 

( 長野 ながの 飯田 いいだ まつだ まつだしょくどう 馬肉 桜肉 馬刺し 飯田名物 飯田城 近代建築 国登録有形文化財 校舎 講堂 )


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« The First Day / David Sylvi... | トップ | マウンテン @愛知県春日井市 »

コメントを投稿

長野県」カテゴリの最新記事