ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Gold / Parliament

2016年08月03日 | ソウル・ファンク・R&B

Gold / Parliament (2005)

ちょっと前に「Chocolate City」などを聴いて、やっぱりファンカ(ファンカデリック・Funkadelic)よりもパーラメント(Paliament)名義の一連の曲の方が好きだなァと思っていたところに好都合のベスト盤を発見。この「Gold」と名付けられたユニヴァーサルのベスト盤シリーズは焼き直しが多いので物珍しさは無いものの、収録曲も多いし、大体において的を射た選曲なので、これまでにもいくつかのアーティストを購入している(高くなければおすすめ)。ジャケット写真で分かる通り、70年代のズブズブのファンク期中心の選曲。元になっているのはこちらのベスト盤らしい。

自分が彼らを聴きだしたきっかけは80年代から90年代にかけてのレッチリ(Red Hot Chili Peppers)が彼らの曲をカヴァーしたり、リフを混ぜてみたり、ジャムったりしていたから。まるっきりの白人ロック・バンドには珍しくどっぷりとPファンクの影響を受けていたので、そこから元曲を探す過程で聴くようになった。今となっては初期のファンクネスを全く失ってしまったレッチリだが、未熟(下手クソで音痴・笑)ではあったが、影響を受けた音楽を恥ずかしげもなくどんどん採り入れる若さがあった彼らが好きだったナ…(寂)。

それはさておきパーラメント、派手で、奇妙で、熱くて、濃くて、汗だくで、と実世界では絶対に遭遇したくない人達だ(笑)。彼らの場合、もう何というか、ファンタジーの世界。全盛期のライヴを一度でいいから見てみたかったなァ。せめてしっかりとしたカメラワークのプロ映像が残っていればいいのだが…。このコンピも、どこを切り取ってもファンキーで、へヴィーで、かといってあまりマニアック過ぎてダークな所に落ちない、ある意味「メジャー」とも言えるポップで明るい音楽性が心地良い。律儀に年代順(1974-1980)に並んでいるが、特に発表年代による音楽性の差は感じない。2枚目(つまり後期)はよりジャムっぽい曲が多くなる。初めてPファンクを齧ってみようという人にはお勧め。ジョージ・クリントン(George Clinton)を中心とするこの団体は独特な世界観だからか、ライナーに「Funkencyclo-P-Dia」と題したPファンク語辞典が載っているのが面白い。 

ブックオフにて購入(¥750)

  • CD (2005/3/1)
  • Disc : 2
  • Format: Original recording remastered, Import
  • Label : Island

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