ある天気の良い秋の日に、バイクで以前から気になっていた岐阜県海津市の「とんかつ自慢・小池」へ。店は長良川の堤防道路沿いにある。創業は昭和38年(1963)だそう。駐車場にバイクを停め店内へ。まだ営業開始したばかりの時間とあって先客は無し。テーブル席に腰掛けた。自分の席からは見えないが座敷なんかもあるみたい。品書きにはとんかつへのこだわりが書き連ねてある。川端の店だから洋食だけでなく鰻なんかもある。最初は普通にロースかつにしようと思っていたが、”ドビソースのかつ丼”というのが気になって「特製かつ丼」にしてみた。
しばらくして大きな丼に盛られた「特製かつ丼」が運ばれた。赤出汁とカクテキが付いている。かつの上には目玉焼きがのっていて、脇にはケチャップ味のスパゲッティ―、千切りキャベツや水菜もご飯の上に一緒に盛られている。実はメニューには写真が載ってしまっていて大体の予想はついていたのだが。創業当時から伝わるというドビソースはかつの上からかけられているが思ったよりも控えめな量。マイルドな口当たりで酸味は弱め。かつは粗衣で歯切れ良く、肉質がいい。上の目玉焼きは焼き面がしっかりめなので少々硬く、白身がかつとあまり馴染まない。スパの味や生野菜は丼物としての一体感を邪魔しているし、食べ進めてみてもとんかつ定食を丼に盛っただけという感じが拭えない。それぞれは旨いのでもっと良くなると思うんだけれど昔からこのタイプなのかな。水菜を食べるといつも思うが、昔は今ほど出回っていなかったし、味としても苦味や食感の問題もあって、彩り以外丼物にはなかなか難しい食材だと思うんだけれど…。次は”特製”でなく普通の「かつ丼」にしてみようか。(勘定は¥1,050)
岐阜県海津市平田町勝賀1247
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