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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Remain In Light / Talking Heads

2019年07月12日 | パンク・ニューウェーヴ

Remain In Light / Talking Heads (1980)

トーキング・ヘッズ(Talking Heads)1980年発表の名盤「Remain In Light」。初めて聴いたのは高校生の頃。自分が所有しているのはアメリカのKマート(スーパー)かどこかで買ったカセットテープ…(笑・写真下)。オークションで他の品を落札した時に、同じ出品者からついでにCDを手に入れた。

プロデュースはブライアン・イーノ(Brian Eno)。同時期にデイヴィッド・バーン(David Byrne)と作ったアルバム「My Life In The Bush Of Ghosts」と表裏一体といった立ち位置のアルバム。当時の音楽界にあってこのアルバムがどう評価されていたかは知らないのだが、後年の扱いを見るとこのアルバムを抜きにしてニュー・ウェーヴは語れない重要な位置にあったアルバムだとみなすことが出来ると思う。テクノロジーとアフリカン・リズムの融合。見た目とは違ってファンキーな要素を内包していたバンドが、このアルバムの頃からさらにライヴなどでも白人によるファンクを体現していく(バンド構成が多人数になり”リズム”が重要になっていく)。

ギターで参加しているのはエイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)。ザッパ(Frank Zappa)~ボウイ(David Bowie)ときてトーキング・ヘッズに参加、そしてその後はキング・クリムゾン(King Crimson)というから”時代の寵児”といって差し支えない活躍だ。そもそも彼のギター・スタイルは異質でフリーキー(つまり変態・笑)。自分はテクノロジーが台頭していったこの当時のニュー・ウェーヴ音楽にある種の狂気を感じるのだが、彼のギターはまさにその代表といった感じ。アルバムは後半にいくにしたがって(歌はあるものの)コマーシャルな部分が減っていき、イーノらしい雰囲気が顕著になる。久し振りに聴いたが、やっぱりこの頃のヘッズは数多あるニュー・ウェーヴ・バンドの中で頭ひとつ抜けている感じ。売れ線を目指していないのにしっかりとポップな部分があり、有名なダボダボスーツに黒縁眼鏡でのイカレたダンスなど、アイコンとしての足跡も残している。久しぶりに通して聴いたけど、やっぱりカッコイイ。

オークションにて購入(¥472)

  • CD  (1994/11/28)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Warner Bros / Wea

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (icecreammanshige)
2019-07-12 22:14:49
いつも楽しく拝見しております。
これからも素敵な音楽やお酒のお話、
楽しみに待っております。
返信する
Unknown (ハリー)
2019-07-13 07:11:59
icecreammanshigeさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。

かなり偏った私見を書き連ねておりますのでお恥ずかしい内容ですが
楽しんでいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!
返信する

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