ある日の昼食に選んだのは栄の入江町通にある和食の「冨士屋本店」。創業は昭和12年(1937)と85年以上もの歴史がある。「西店」には何度も足を運んで酒をいただいたことがあるが、本店はなかなか機会が作れず初めて。ふぐなどを扱っていて夜は接待がらみが多いようだが、昼は魚を使った定食がいただける。暖簾をくぐるとやや民芸調の店内はほぼ満席の盛況ぶり。ちょうど支払いに立った人が出たので片付けを待ってカウンター席の端に案内された。昼の品書きは「うな丼」を含めて8種類ほど。目当ての「鯖味噌定食」をお願いするも、残念ながら売り切れ…。仕方なく”焼魚定食”の中から「かれいみりん」をお願いした。この日はもう仕事は終わっていたので「酒一合」も追加。
酒は菊正宗の一合徳利で運ばれた。風味からいくと中は樽酒。焼き場では串に刺した魚が何種類も焼かれている。しばらくして「かれいみりん」が完成。いい香りが漂っている。魚の他は、豚肉と大根の煮物、冷奴、大根おろし、漬物、オレンジ、そしてご飯と味噌汁というラインナップ。メインの骨付きのカレイは濃い醤油味醂で味付けされていて、皮がパリッと焼けている。箸でも身離れが良く、旨い。未練たらしく残しておいた酒はもちろん、ご飯は多めだけれど、これならライス・マネジメントも難しくない(笑)。全て綺麗に平らげ、デザート代わりのオレンジもいただき勘定してもらった。次こそ「鯖味噌」を。いや、夜に呑みに来ようっと。(勘定は¥1,890)
愛知県名古屋市中区栄3-10-8
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