ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

かめ壽本店 @名古屋市中区・栄 (2)

2023年07月01日 | 名古屋(中区 老舗)

平日しか営業していないのでなかなか訪れる機会のない池田公園近くの麺類食堂「かめ壽」。戦前からやっているという歴史のある店で、中休みの無い通し営業なのも有難い。昼の時間を外した遅めの時間帯に暖簾をくぐった。そんな時間にも関わらず店内は盛況。店員が増えたのか主人以外にハキハキとした若いのが男女4名も居て活気がある。この日は仕事ではなかったので「お酒」を所望。どん燗(ぬる燗)でつけてもらった。つまみは「どて煮」を。

すぐに徳利と猪口で酒が出され「どて煮」も届いた。普通居酒屋でいただく「どて煮」はこんにゃくや大根でかさ増ししてあることが多いが、こちらのはたっぷりのホルモンに刻みネギ。赤味噌で味付けしてあり出汁の効いた濃いめの味わいだが、味噌のカドも取れていて、旨い。しっかりと肉厚の食感なのが嬉しい。あぁ、昼間の酒は旨いナー。酒を続けるか飯にするかで迷ったが、以前から店内に貼ってあるポスターに「どんな犯人も、自白する。」とある「かつ丼」で締めることに。

しばらくして運ばれた「かつ丼」はご飯にのせたかつの上から出汁でとじたトロトロの玉子をかける、東海地方の古い食堂で一番多いタイプのもの。大振りに切ったたくあんと味噌汁も付いている。ご飯を少なめで頼んだのだがしっかりとした量。かつは一面にのせてあり、その上から少し醤油色に染まった玉子がかかっていて食欲をそそる。玉ねぎでなく長ネギ。さっそく箸を付け口に運ぶ。旨い。最近はつゆの量が多くて丼の底に溜まるほどの店も多いが、こちらはそんなことも無く、味付けも量もいい塩梅。やってない犯罪も自白してしまいそうだ(笑)。ご飯の一粒残さず平らげると、2時をとっくに過ぎているのにまた待ちが出来始めたので席を立って勘定してもらった。(勘定は¥2,100)

以前の記事はこちら (1

 

かめ壽本店

愛知県名古屋市中区栄5-4-1

 

( 名古屋 なごや 栄 さかえ 女子大小路 かめじゅ かめじゅほんてん 食堂 麺類食堂 大衆食堂 カツ丼 うどん 蕎麦 そば )


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