岐阜市の長良川球場近辺を自転車で流していた時にふと気になった店「伊吹寿し」。店のはす向かいには新しい子供向け施設「ぎふ木遊館」があり、向かいには運転者講習センターがある「ぎふ清流文化プラザ」がある立地。でも意外と周辺に飲食店は多くなく、以前に行ったことのあるレストラン「ビュッフェ」があるくらいか。気になったのは暖簾に”洋食”とあったから。寿司屋で洋食?。この日は昼食後だったので日を改めて店に寄ってみた。暖簾をくぐると中は完全に寿司屋風情。カウンターには冷蔵ケースがあり(ただし空っぽ)、その奥の棚には寿司桶がずらり。壁には寿司関係のポスターが何枚も貼ってある。土間にはテーブル席が3つ、他に壁で仕切られた変わった小上がり席が2つある。先客はおらず高齢の主人はテレビを見ていたようだが、自分が店に入ると「いらっしゃい。」となぜか2階へ。調理白衣を着て降りてきたので取りに行ったようだ。テーブルに品書きは置いてなく、カウンター脇に掛かった木札の品書きのみのよう。そこにあった品は9種類のみで、「カツ丼」「エビフライ丼」「親子丼」以外は全部洋食。すしの「す」の字も見当たらない(笑)。お茶を出してくれた主人に「オムライス」をお願いする。
奥の調理場は換気扇の調子でも悪いのか、しばらくするとだんだんと煙たくなって完成。楕円の白い皿に盛られた「オムライス」には福神漬が添えてある。里芋と大根の入った味噌汁付き。紙ナプキンを巻いたスプーンをほどきいただいていく。オムライスは薄焼きタイプ。玉子に包まれているのはやや濃いめのチキンライス。中が濃いめの味付けだからだろうか、玉子の上にかけられたケチャップは少量。入っているチキンはひと切れが大きい。やや硬めだったが沢山入っていた。主人に寿司の事を尋ねると、なんでも自分の年齢と客入りを考えると鮮魚の仕入れと管理が難しいらしく、寿司はもう止めてしまって洋食だけで細々とやっているのだとか。でも新しくない暖簾に”寿し・洋食”とあるのだから、寿司があった頃から洋食はやっていたんだろう。珍しい組み合わせだ。次は好物の「カツ丼」か「トンテキライス」にしてみようかな。(勘定は¥580)
お食事処 伊吹 (伊吹寿し)
岐阜県岐阜市学園町3-53
( 岐阜 ぎふ いぶき いぶきすし 伊吹壽し 洋食 焼肉ライス カツ定食 エビフライ定食 チキンライス エビフライ丼 親子丼 寿司 鮨 すし )
文福に続いて、またまた灯台下暗しです!
運転免許証更新とか散歩で近くを通ったことはあって
看板は目にしたことがりましたが
失礼ながら営業してないと見てました。
まさか今も営業中とは驚きました。
お客さん来てから2階に上がって調理白衣してくるとか・・
寿司屋なのに寿司がないとか・・・
いやぁ実におもしろいです。
>失礼ながら営業してないと
私も奥の入口に暖簾が掛かっているのを見てなかったらそう思っていたかも
>お客さん来てから2階に上がって
もう昼にはなっていたと思いますので油断していたのかな(笑)。